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家庭用サウナで後悔する5つの理由!その対策やメリット・デメリット、維持費を解説!

家庭用サウナで後悔する5つの理由!その対策やメリット・デメリット、維持費を解説!

この記事では、家庭用サウナで後悔する5つの理由と、その対策、メリット・デメリット、維持費を徹底解説します。

「家にサウナを作りたいけど、本当に使うかな?」「電気代が高くなりそう」

家庭用サウナの導入について、こんな不安を抱えている方も多いでしょう。

家庭用サウナは、正しく設計すれば最高の癒し空間になりますが、設置場所、換気、電気代、動線を間違えると後悔します。

この記事では、実際に家庭用サウナを導入した方の失敗事例と対策、成功させる7つのポイント、メリット・デメリット、初期費用と維持費を詳しく紹介します。

「家庭用サウナで後悔したくない」という方は、ぜひ参考にしてください。

代表取締役畑 賢一

監修者の紹介

畑 賢一 -Hata.Kenichi

2級建築施工管理技士・第二種電気工事士
サウナスパプロフェッショナルマネージャー

高校卒業後から防水工事・電気工事に携わり、37歳でオヒサマノイエ 株式会社藤田建設工業代表に就任。建築にはかれこれ30年以上携わっています。

家庭用サウナで「後悔した」と感じる5つの理由と失敗事例

こちらでは、家庭用サウナを導入した方が「後悔した」と感じる5つの理由を、実際の失敗事例とともに紹介します。

失敗事例1:電気代が高すぎる(月1〜3万円増)

断熱性能が低い家にサウナを設置すると、電気代が月1〜3万円増えるケースがあります。

サウナはよくても、電気代が高すぎて月に1〜2回しか使わなくなるという事例がよくあります。原因としては、断熱性能が低く、熱がすぐ逃げることによることが多いです。

高気密高断熱住宅にしておけば、電気代を30〜40%削減できます。

◼︎設置内容
  • サウナタイプ:ユニット式(電気ヒーター3kW)
  • 設置場所:1階の和室を改装
  • 断熱性能:築30年、断熱材なし
◼︎失敗の原因
  • 部屋の断熱性能が低い:熱がどんどん逃げる
  • サウナの温度が上がらない:80℃まで上げるのに1時間かかる
  • 電気代が月2.5万円増:週3回使用で年間30万円

電気代の目安は以下を参考にしてみてください。

断熱性能 電気代(1回) 電気代(週3回) 電気代(年間)
断熱なし(築30年) 約600円 約7,200円 約86,000円
一般的な住宅 約400円 約4,800円 約58,000円
高気密高断熱住宅 約250円 約3,000円 約36,000円

失敗事例2:使用頻度が下がり、年に数回しか使わない

最初は毎日使っていても、1年後には月1〜2回、3年後には物置化するケースが多いです。使用頻度が下がる主な原因には以下のようなものがあります。

原因 対策
準備が面倒(温めるのに30分〜1時間) 浴室直結型にして、準備を最小化
動線が悪い(庭に出る、2階に上がる) 浴室の隣に設置
家族が使わない(一人だけが使う) 家族全員の理解を得る
メンテナンスが面倒 メンテナンスしやすい設計
◼︎設置内容
  • サウナタイプ:バレルサウナ(庭に設置)
  • 設置場所:庭
  • 価格:200万円
◼︎失敗の原因
  • 準備が面倒:庭に出る→着替える→サウナを温める(30分)
  • 冬は寒すぎる:庭に出るのが億劫
  • 夏は虫が多い:外気浴ができない
  • 使用頻度が激減:1年後は月1回、3年後は年数回

失敗事例3:設置場所を間違え、湿気・カビが発生

換気計画を怠ると、サウナの湿気が家中に広がり、カビが発生することもあります。壁紙の張り替えに50万円かかることに。

押入れや使っていないスペースを活用し、サウナスペースを作ることが可能ですが、換気計画を入念に行い、湿度対策も行う必要があります。

◼︎設置内容
  • サウナタイプ:造作式(電気ヒーター4kW)
  • 設置場所:2階の洋室を改装
  • 換気:窓を開ける程度
◼︎失敗の原因
  • 換気が不十分:窓を開けるだけでは湿気が抜けない
  • 湿気が2階全体に広がる:寝室、クローゼットがカビだらけ
  • 壁紙が剥がれる:湿気で壁紙が浮く

湿気・カビを防ぐための換気計画には、以下のものがあります。一番の対策は24時間換気システムを導入し、サウナ専用の換気計画を立てることで、湿気・カビを防げます。

換気方法 効果
窓を開ける △(湿気が抜けにくい)
換気扇 ◯(ある程度湿気を排出)
24時間換気システム ◎(湿気を確実に排出)

失敗事例4:設置場所が狭く、快適に使えない

1畳未満のサウナは狭すぎて、快適に使えないケースが多いです。

快適なサウナのサイズは以下の表にまとめましたので、参考にしてみてください。最低でも1.5畳以上のサイズを確保することをおすすめします。

人数 サイズ 畳数 快適度
1人用 幅1m×奥行1m 約0.6畳 △(狭い)
1〜2人用 幅1.5m×奥行1.5m 約1.5畳 ◯(適度)
2〜3人用 幅2m×奥行2m 約2.5畳 ◎(快適)
◼︎設置内容
  • サウナタイプ:ユニット式(1人用、1畳)
  • 設置場所:浴室の隣
  • 価格:100万円
◼︎失敗の原因
  • 狭すぎる:座ると膝が曲げられない
  • 圧迫感がある:リラックスできない
  • 家族が使えない:一人用で夫婦で使えない

失敗事例5:「ととのい」スペースがなく、効果半減

サウナ→冷水浴→外気浴の動線が長いと、「ととのい」体験が台無しになります。

「ととのい」に必要なステップは以下の3ステップです。

  1. サウナ:80〜100℃で10〜15分
  2. 冷水浴:15〜20℃のシャワーで1〜2分
  3. 外気浴:ととのい椅子で5〜10分

サウナ→冷水浴→外気浴が3歩以内で完結する動線を設計することで、ストレスの少ないサウナ体験が可能です。

◼︎設置内容
  • サウナタイプ:バレルサウナ(庭に設置)
  • 設置場所:庭
  • 冷水浴:浴室のシャワー
  • 外気浴:なし
◼︎失敗の原因
  • サウナ→冷水浴の動線が長い:庭→浴室まで10m
  • 外気浴スペースがない:ととのい椅子を置く場所がない
  • 「ととのい」体験が台無し:移動中に体が冷める

家庭用サウナの導入を成功させる4つのポイントや対策

こちらでは、家庭用サウナの導入を成功させる4つのポイントを紹介します。

「ととのい」まで完結する動線設計

設置場所は「浴室直結型」が最強で、浴室直結型にするメリットは以下の通りです。

項目 浴室直結型 庭・2階設置
準備の手間 ◎(すぐ使える) △(準備が面倒)
動線 ◎(3歩以内) △(10m以上)
使用頻度 ◎(毎日使える) △(月数回)
冬の快適性 ◎(暖かい) △(寒い)

浴室直結型の配置例としては以下の3点を押さえておきましょう。

  1. サウナ:浴室の隣に設置
  2. 冷水浴:浴室のシャワー(冷水)
  3. 外気浴:浴室の外(テラス、庭)にととのい椅子

移動距離は、サウナ→冷水浴→外気浴が3歩以内で完結するのが理想です。

「換気計画」でカビ・湿気を防ぐ

24時間換気システムを導入し、サウナ専用の換気計画を立てることが重要です。

換気不足による弊害には、壁、天井、床にカビが発生したり、壁紙の剥がれや、柱、梁が腐食が起こったり、カビ臭が家中に広がることになります。

◼︎換気計画のポイント
  • サウナ専用の換気扇:サウナ室内に設置
  • 24時間換気システム:家全体の湿気を排出
  • 防水・防湿仕様:床・壁を防水・防湿仕様に
  • 換気扇の容量:サウナ室の体積の6倍以上/時間

    換気計画だけでなく、メンテナンスしやすい設計にすることで、使用頻度を維持できます。

    ◼︎メンテナンスのポイント
    • 掃除しやすい床材:タイル、樹脂製の床
    • 取り外し可能なベンチ:掃除しやすい
    • 防カビ・防臭加工:木材に防カビ・防臭加工
    • 換気扇の掃除:年1回の掃除でOK

    電気代を抑える「高断熱設計」

    高気密高断熱住宅なら、電気代を30〜40%削減できます。

    ◼︎高断熱設計のポイント

    • サウナ室の断熱:壁・天井・床に高性能断熱材
    • サウナのドア:断熱性能の高いドア
    • 家全体の断熱:高気密高断熱住宅(C値0.5以下、断熱等級6〜7)

    電気代削減効果

    断熱性能 電気代(週3回) 年間削減額
    断熱なし 約7,200円/月
    高気密高断熱 約3,000円/月 約50,000円/年

    適切なサイズとヒーター選び

    最低でも1.5畳以上のサイズを確保し、適切なヒーターを選ぶことが重要です。

    サイズの選び方

    人数 サイズ 畳数 おすすめ度
    1人用 幅1.5m×奥行1.5m 約1.5畳
    2人用 幅2m×奥行2m 約2.5畳
    3〜4人用 幅2.5m×奥行2.5m 約3.5畳

    ヒーターの選び方

    ヒータータイプ 特徴 電気代(1回) おすすめ度
    電気ヒーター 手軽、メンテナンス簡単 250〜600円
    薪ストーブ 本格的、雰囲気◎ 約100円(薪代)
    ガスヒーター 電気代が安い 約200円

    家庭用サウナのメリット・デメリット

    こちらでは、家庭用サウナのメリット・デメリットを紹介します。メリットとデメリットを理解し、家庭用サウナを導入するかどうかを検討してみてください。

    ◼︎家庭用サウナのメリット
    • いつでも好きな時にサウナに入れる:営業時間を気にしなくてOK
    • 移動時間ゼロ:自宅で完結
    • プライベート空間:他人の目を気にしなくてOK
    • 家族で楽しめる:夫婦、子どもと一緒に
    • 長期的にはコスパが良い:施設利用料(月1万円×10年=120万円)が不要
    • 健康効果:血行促進、疲労回復、リラックス
    • 「ととのい」体験:自律神経が整う
    ◼︎家庭用サウナのデメリット
    • 初期費用が高い:100万円〜300万円
    • 電気代がかかる:月3,000円〜7,000円(週3回使用の場合)
    • メンテナンスが必要:掃除、換気扇の清掃
    • 設置場所が必要:1.5畳〜3畳のスペース
    • 使わなくなるリスク:準備が面倒で使用頻度が下がる
    • 湿気・カビのリスク:換気が不十分だとカビが発生

    家庭用サウナの初期費用と維持費

    こちらでは、家庭用サウナの初期費用と維持費を詳しく解説します。

    初期費用の相場(ユニット式 vs 造作式)

    サウナタイプ 初期費用 工期 メリット デメリット
    ユニット式 100万円〜200万円 1〜3日 工期が短い、メンテナンス簡単 デザインの自由度が低い
    造作式 200万円〜300万円 1〜2週間 デザインの自由度が高い 費用が高い、工期が長い
    バレルサウナ 150万円〜250万円 1日 本格的、雰囲気◎ 庭に設置、準備が面倒
    テントサウナ 10万円〜30万円 安い、手軽 耐久性が低い、準備が面倒

    ランニングコストの目安

    項目 費用(月) 費用(年)
    電気代(週3回) 3,000円〜7,000円 36,000円〜84,000円
    メンテナンス費 5万円〜10万円
    合計 3,000円〜7,000円 86,000円〜184,000円

    高性能住宅ならランニングコストを30%削減

    高気密高断熱住宅なら、電気代を30〜40%削減できます。

    断熱性能 電気代(年) 削減額
    一般住宅 約58,000円
    高気密高断熱 約36,000円 約22,000円/年

    家庭用サウナの費用については、以下の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

    >>家庭用サウナの相場は?種類別の価格・ランニングコスト・おすすめタイプを完全解説

    後悔を避ける!サウナ設置前のチェックリスト10項目

    こちらでは、家庭用サウナを設置する前に確認すべき10項目をチェックリストにまとめました。

    設置場所・動線

    • □ サウナ→冷水浴→外気浴の動線が3歩以内か?
    • □ 外気浴スペース(テラス・庭)があるか?
    • □ プライバシーが確保されているか?

    性能・設備

    • □ 高気密高断熱(C値0.5以下)か?
    • □ サウナ専用の換気システムがあるか?
    • □ 防水・防湿仕様の床・壁か?

    サイズ・ヒーター

    • □ サウナのサイズは2人用(1.5畳)以上か?
    • □ ヒーターの種類(電気・ガス・薪)を決めたか?
    • □ ランニングコストを試算したか?

    家族・予算

    • □ 家族全員の理解を得られているか?
    • □ 初期費用+10年間のランニングコストを確認したか?

    「家庭用サウナの導入に後悔したくない!」まずは無料相談しませんか?

    家庭用サウナは、設置場所・換気・電気代・動線を正しく設計すれば最高の癒し空間になります。

    しかし、この点を押さえないで家庭用サウナを設計してしまうと後悔につながりかねません。

    実際に「電気代が月2.5万円増えた」「湿気でカビだらけになった」「準備が面倒で使わなくなった」という失敗事例も少なくありません。

    後悔しないためには、浴室直結型の動線設計、換気計画、高断熱設計、適切なサイズ選びが必須です。

    サウナスパプロフェッショナルマネージャー資格を持ち、サウナの正しい入り方や設計を熟知している私が「ととのい」を最大化する設計を提案します。

    家庭用サウナを導入したいけれど、後悔したくないという方は、まずは無料相談会でご相談ください。以下のLINEやメール、電話からお問い合わせいただけます。

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