
- 「1階だけのリフォームって、そもそもできるの?」
- 「LDKと水回りを直したいけど、費用はいくらかかる?」
- 「工事の間、家に住み続けられる?」
このようなお悩みを持つ方は少なくありません。
結論からいえば、2階を残したまま、1階だけをリフォームすることは可能です。
この記事では、1階だけリフォームでできる工事の範囲、費用相場、間取りの変え方、工期、住みながら工事できるかを解説します。
なお、2階を解体して建物ごと平屋にする「減築」とは別のリフォームです。
>>「まず1階だけリフォームの費用相場を知りたい方はこちら」(費用相場セクションへジャンプ)
1階だけのリフォームはできる?どこまでできる?
2階を残したまま、1階だけを工事範囲とするリフォームは可能です。
大切なのは、どこまで工事するかという範囲の考え方です。
1階だけリフォームの範囲は、大きく4段階に分けられます。
| 範囲 | 主な工事 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ①内装の一新 | 床材・壁紙の張り替え、建具の交換など | 古さは気になるが、設備はまだ使える |
| ②水回り設備の交換 | キッチン・浴室・トイレ・洗面台の入れ替え | 水回り設備の劣化や不具合が気になっている |
| ③間取り変更を含む改修 | 壁の撤去・移動、和室のLDK化、内装・設備の更新など | 使いにくさを間取りから変えたい |
| ④1階スケルトンリフォーム | 下地まで解体し、断熱・配管からやり直す | 1階の性能ごと一新したい |
4段階のうち、下に行くほど費用は上がります。
その分、断熱材や配管など、普段は見えない部分まで新しくできるのが特徴です。
1階スケルトンリフォームとは
柱や梁などの骨組みだけを残して1階を解体し、下地から作り直す方法が「1階スケルトンリフォーム」です。
断熱材の入れ替え、給排水管や電気配線の更新、間取りの大きな変更まで、一度の工事でまとめて行えます。
築年数が進んだ家で、1階の性能から一新したい場合に検討される方法です。
1階だけリフォームの費用相場
以下は、木造2階建て・1階の床面積15坪前後を想定した、現在の工事価格を踏まえた概算の目安です(税込)。
実際の金額は、建物の状態、設備のグレード、間取り変更の範囲によって大きく変わります。
| 工事範囲 | 費用目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| ①内装の一新 | 110万円〜280万円程度 | 床・壁紙の張り替え、建具の交換など |
| ②水回り設備の交換 | 170万円〜440万円程度 | キッチン・浴室・トイレ・洗面台の入れ替え |
| ③間取り変更を含む改修 | 390万円〜880万円程度 | 壁の撤去・移動、内装、一部設備の更新など |
| ④1階スケルトンリフォーム | 650万円〜1,300万円程度 | 下地からの全面改修。断熱・配管・間取りまで一新 |
正確な費用は、現地調査のうえでの見積もりが必要です。
特に金額を動かしやすいのは、解体後に分かる下地や配管の状態と、水回りを動かすかどうかの2点です。
「1階だけ」の工事は割高になる?
面積あたりの単価で見ると、部分的な工事は割高になりがちです。
職人の手配や養生は、範囲が小さくても同じように必要です。それでも、家全体を同時にリフォームするより、総額は抑えやすくなります。
外壁や屋根など、足場を必要とする工事を行わなければ、足場費用を抑えられるため、1階の中でやりたい工事をまとめて行うのが、効率を上げるコツです。
500万円・1,000万円でどこまでできる?
予算から範囲を考える場合の目安も紹介します。
- 500万円前後:水回りの主要設備の交換が中心。LDKまわりの内装まで含めるなら、設備のグレードや範囲の調整が前提
- 1,000万円前後:1階スケルトンリフォームが視野に入る水準。間取り・断熱・配管のどこまで含めるかは、優先順位次第
あくまで目安のため、やりたいことに優先順位をつけながら、範囲を調整していく形になります。
弊社の事例では、ちょうど中間の800万円で施工したリフォームがありますので、そちらも参考にしてみてください。
>>1階で完結できる暮らしを叶えた弊社事例(事例セクションへジャンプ)
なお、断熱改修や手すりの設置など、対象工事によっては補助金や介護保険を使える場合があります。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
>>【2026年最新】リフォームに使える補助金を紹介!補助金逆引きリストや利用時のポイントも解説!
ご自宅の場合はいくらかかるのか、概算が知りたい方には、現地調査のうえで範囲別のお見積もりをご提案します。範囲を迷っている段階でも、お気軽にご相談ください。
オヒサマノイエにご相談ください!
解決します。

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1階リフォームで間取りはどう変えられる?
費用と並んで関心が高いのが、間取りの変更です。1階でよく行われる変更には、次のようなパターンがあります。
- 和室をLDKに取り込んで広くする
- 壁を抜いて、独立キッチンを対面キッチンにする
- 水回りを1か所にまとめて、家事動線を短くする
- 使っていない部屋を、寝室や収納に変える
- 玄関からLDKへの動線を整理する
例えば、以下のような間取りの変更も可能です。
抜ける壁と抜けない壁がある
間取り変更の前提になるのが、壁の確認です。壁には、建物を支える耐力壁と、間仕切りのための壁があります。
耐力壁や筋交いの入った壁は、簡単には撤去できません。
図面と現地の両方で確認し、抜けない場合も、壁の一部を残して開口するなどの方法を検討します。
水回りの移動は排水経路がカギ
キッチンや浴室を動かせるかどうかは、排水管の経路と勾配次第です。
移動距離が延びるほど、床を上げる必要が出たり、費用が増えたりしやすくなります。
どの位置なら無理なく動かせるかは、床下の状況を確認したうえで判断します。
1階リフォームの工期と、住みながらできるか
工事範囲ごとの工期と、住みながら工事できるかの目安です。
| 工事範囲 | 工期(工事開始から) | 住みながらの可否 |
|---|---|---|
| ①内装の一新 | 数日〜3週間程度 | 部屋ごとに順番に進めれば、可能なことが多い |
| ②水回り設備の交換 | 2週間〜1か月程度 | 可能な場合が多いが、キッチン・浴室が使えない期間が出る |
| ③間取り変更を含む改修 | 1〜2か月程度 | 工事範囲による。難しい場合もある |
| ④1階スケルトンリフォーム | 2〜3か月程度 | 仮住まいが基本 |
※工期は建物の状態や工事内容によって変わります。
住みながらできるかの分かれ目は、キッチン・浴室・トイレが使えない期間です。
1階に水回りが集中している住宅では、2階で寝起きができても、キッチンや浴室、トイレが使えないと普段どおりの生活は難しくなります。
使えない期間が数日であれば、外食や入浴施設、ご実家などで乗り切れます。数週間以上になる場合は、仮住まいを含めて検討した方が、生活の負担は小さく済むでしょう。
仮住まいが必要になりやすいのは、次のようなケースです。
- 1階全体を同時に解体する
- 水回りをすべて同じ時期に交換する
- 床を下地からやり直す
- 間取り変更で工事範囲が広い
工程を分けて「住みながら」に近づける組み立ても可能なため、生活への影響は工事の順番とセットで相談するのがおすすめです。
1階だけリフォームする前に知っておきたいこと
1階だけの工事だからこそ、事前に知っておきたいポイントが4つあります。
1. 築年数が古い家は、耐震・配管・電気配線の更新も一緒に考える
1階は、2階の重さを支えている階です。
壁を動かす間取り変更では構造の確認が前提になり、旧耐震基準の時期に建てられた家では、耐震診断とあわせて計画すると安心です。
床や壁を開ける工事なら、古い給排水管や電気配線を同時に更新するかどうかを検討します。
あとから交換すると、仕上げたばかりの床や壁を再び壊すことになりかねません。
さらにいうと、床や壁を開けて初めて、下地の傷みやシロアリ被害、雨漏りの跡が見つかることがあります。当初の見積もりとは別に、予備費を確保しておくと不測の事態にも対応できます。
2. 断熱は「1階だけ」の効果と限界を知る
床や窓の断熱改修は、1階だけでも体感が変わりやすい工事です。
ただし、階段を通じて2階と空気はつながっているため、家全体の断熱改修とは効果の出方が異なります。
1階の暮らしを快適にする目的なら十分に意味があり、効果の範囲を理解したうえで選ぶことが大切です。
3. 1階と2階で内装の新旧差が出る
工事後は、1階だけが新しくなる分、2階との質感の差が目につきやすくなるものです。内装の差そのものは、暮らしに支障が出るものではありません。
ただし、2階を後から工事する場合、配管・配線や仕上げの計画によっては二度手間になることもあります。
将来2階も手を入れる予定があるなら、その前提を伝えたうえで1階の計画を立てるのがおすすめです。
また、外壁や屋根は足場が必要になるため、1階の内装とは別の計画として考えます。
4. 大規模な改修では、確認申請が必要になることがある
内装仕上げや設備の交換だけであれば、通常は「大規模の修繕・模様替え」には該当しません。
ただし、木造2階建てなどで、壁・柱・床・梁・屋根・階段といった主要構造部の一種以上について過半を改修する「大規模の修繕・模様替え」に該当する場合は、建築確認申請が必要です。
2025年4月の建築基準法改正で確認申請が必要になる範囲が広がっています。
そのため、1階スケルトンなど工事範囲が大きい場合は、計画内容が確認申請の対象になるか、確認しておきましょう。
1階だけで十分?家全体も見直した方がいい?
リフォームの範囲は、段階で考えると整理しやすいものです。
1階の部分改修から、1階全面、家全体、そして建物の状態によっては建て替えへと、費用と効果は階段状に上がっていきます。
どの段階が合っているかは、次の視点で整理できます。
| 1階だけで進めやすいケース | 家全体まで視野に入れたいケース |
|---|---|
| ・傷みや不満が1階に集中している ・2階は今後も寝室や子ども部屋として使う ・予算を抑えて生活の中心を整えたい ・設備の寿命が1階だけ先に来ている |
・外壁・屋根・2階にも劣化が出ている ・断熱や耐震を家全体で改善したい ・築年数が古く、配管や構造に不安がある ・二世帯化など、家全体の間取り変更を考えている |
なお、2階を今後使う予定がない場合は、考え方が変わってきます。
選択肢は、2階を残したまま生活を1階に集めて暮らす方向と、2階を撤去して建物ごと平屋にする「減築」の方向の2つです。
2階を撤去して1階建てにして暮らす方法は、以下の記事で解説しています。
>>2階建てを平屋にリフォームする費用・工期・注意点の解説記事
また、家全体の劣化が進んでいて、リフォームか建て替えかで迷う場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
>>リフォームvs建て替えどっちがお得?費用比較と5つの判断ポイントと失敗しない考え方を解説!
1階で完結できる暮らしを叶えた弊社事例
部屋を仕切っていた壁をなくし、キッチンからリビング・畳スペースまで見渡せる間取りに変更しています。
このように、既存の和室を取り込むことで、1階の限られた床面積を活かしながらLDKを広げる方法もあります。

施主様は枚方市にお住まいの30代夫婦。
2階部分は残しつつ、1階で完結できる平屋のような暮らしを希望されていました。和室で就寝できるよう、お布団用収納も造作しました。
| 築年数 | 約25年 |
| 建物の種別 | 木造戸建て住宅 |
| 家族構成 | 2人 |
| 工事期間 | 2カ月 |
| 費用 | 800万円 |
| リフォーム内容 | ・結婚を機に奥様の実家近くの中古戸建を購入 ・キッチン、ダイニング、リビング、和室、ランドリールーム新設 ・補助金利用で1階、2階内窓設置、 ・和室の袖壁や垂れ壁を取っ払い、無垢材と樹脂畳で開放的な和モダンの空間へ ・共働きなご夫婦にぴったりなキッチン横のランドリールームで家事ラクな暮らしへ |
◼︎施工ポイント
- ウッドワンのフレームキッチンに一目惚れされ、キッチンが主役のお家づくりをスタート
- 冬寒く、夏暑いを少しでも軽減するために内窓を設置(補助金を利用)
- 和室の袖壁の撤去と段差の解消を行い、開放的なリビングに
詳しくは以下から事例をご確認いただけますので、チェックしてみてください。
1階だけリフォームは「どこまでやるか」を決めるところから

1階だけのリフォームは、生活の中心を効率よく整えられる、現実的な選択肢です。そして、満足度を左右するのは「どこまでやるか」という範囲の決め方に尽きます。
内装だけで整うのか、水回りまで替えるのか、間取りやスケルトンまで踏み込むのか。範囲によって、費用も工期も、工事中の暮らしも変わります。
とはいえ、自宅の構造や床下の状態は、外から見ただけでは分かりません。オヒサマノイエは、新築注文住宅とリフォームの両方を手掛ける工務店です。
建物の状態を確認したうえで、1階だけで十分か、家全体まで見た方がよいかを一緒に判断し、必要がなければ「ここまでで十分です」と範囲を削るご提案もします。
予算とのバランスは、住宅ローンや家計設計に詳しい提携FPと連携しながら整理できます。
1階だけで進めてよいのか、どの範囲が合っているのか。
迷ったまま決める必要はありません。現地調査で建物の状態を確認し、範囲別の選択肢と概算を並べてご提案しますので、お気軽にご相談ください。
オヒサマノイエにご相談ください!
解決します。

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