
この記事では、中古戸建てを購入してリノベーションしたい方へ、費用相場・購入前の確認ポイント・物件選びの注意点・ローンや補助金の考え方を解説します。
本記事は、中古住宅のうち、中古戸建てを購入してリノベーションするケースを中心に扱います。
- 物件購入から入居までにかかる総額で予算を考える
- 雨漏り・シロアリ・配管・耐震性など、建物の状態を確認する
- 再建築の可否・接道・境界など、建物以外の物件条件も確認する
- 間取り変更や水回り移動ができるか、構造や配管を確認する
- 中古戸建て+リノベーションと新築のどちらが合うか比較する
>>「まず中古戸建てリノベーションの費用相場を知りたい方はこちら」(費用相場セクションへジャンプ)
- 「中古戸建てを買って、自分たち好みにリノベーションしたい」
- 「新築より費用を抑えたいけれど、古い家を買って大丈夫か不安」
- 「物件購入前に、リフォーム費用まで含めて相談したい」
土地探しや建築費の面から、中古戸建てを購入してリノベーションする選択肢を検討する方もいます。
ただし、物件価格の安さだけで判断すると、雨漏り・シロアリ・古い配管・耐震性・断熱性の問題によって、リノベーション費用が大きく膨らむこともあります。
だからこそ中古戸建てリノベーションでは、購入前に建物の状態と物件条件を確認することが重要です。
そのうえで、物件購入から入居までにかかる総額を整理し、新築とも比較して判断します。この記事では、そのために確認したいポイントを順番に解説します。
中古戸建てリノベーションの費用相場
中古戸建てリノベーションの費用は、建物の状態と工事範囲によって幅があります。まずは工事範囲別の相場から確認していきます。
工事範囲別の費用相場
| 工事内容 | 費用目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 水回り中心 | 220万円〜770万円程度 | キッチン、浴室、トイレ、洗面、必要に応じた給排水管の更新など |
| 内装+水回り | 330万円〜990万円程度 | 内装、床、壁、天井、水回り設備、収納追加など |
| 間取り変更あり | 550万円〜1,320万円程度 | 壁撤去、LDK拡張、和室変更、動線改善など |
| 断熱・耐震を含む改修 | 880万円〜1,650万円程度 | 窓断熱、床・壁・天井断熱、耐震補強、構造確認など |
| 全面リノベーション | 1,100万円〜2,750万円程度 | 間取り変更、水回り、内装、断熱、耐震をまとめて改修 |
| 外壁・屋根まで含む全面改修 | 1,650万円〜3,300万円程度 | 内装、水回り、間取り、断熱、耐震、外壁、屋根まで改修 |
※延床30坪前後の木造中古戸建てを想定した税込概算です。
※解体費・廃材処分費を含みますが、設計費、確認申請費、仮住まい費などは別途です。
※建物面積、築年数、設備・建材のグレード、構造の劣化状況によって金額は変動し、上記の目安を超える場合があります。
戸建てリフォーム費用全般の考え方は、以下の記事も参考にしてみてください。
>>戸建てリフォームの費用相場を徹底解説!築年数別・箇所別の目安と安く抑えるコツも
「工事費」だけでなく「総額」で考える
中古戸建てリノベーションでは、工事費だけを見ると総額を判断できません。物件購入から入居までにかかる費用は、以下のように整理できます。
| 費用項目 | 主な内容 |
|---|---|
| 物件購入費 | 中古戸建ての購入代金 |
| 購入諸費用 | 仲介手数料、登記費用、ローン手数料、火災保険料、税金など |
| 建物調査費 | インスペクション、耐震診断、床下・屋根裏調査など |
| 設計費 | 現地調査、図面作成、構造確認など |
| リノベーション工事費 | 解体、設備、内装、断熱、耐震、外装などの工事 |
| 仮住まい・引越し費 | 引越し、荷物保管、仮住まいなど |
| 予備費 | 解体後に判明する追加工事への備え |
物件価格が新築より安く見えても、これらを合わせると新築に近い金額になることもあります。
「物件購入費+購入諸費用+建物調査費+設計費+工事費+仮住まい費+予備費」を合わせた総額で予算を組んでおくのが安心です。
中古戸建てリノベーションの費用が高くなる7つの要因
費用の幅が大きくなるのは、次のような要因があるためです。
- 雨漏りやシロアリ被害がある:構造材の腐食や補修範囲が広がり、追加費用が発生しやすい
- 給排水管や電気配線を全面交換する:築30年を超える家では、配管の素材や状態によって更新のために壁の解体を伴う
- 水回りを大きく移動する:給排水管の延長・分岐、排水勾配の確保、換気ダクトの引き直しが必要
- 柱・梁・筋交いに関わる間取り変更:構造補強が必要になり、費用と工期が増える
- 耐震補強や断熱改修を行う:壁や床を解体するため工事範囲が広がる
- 屋根・外壁まで工事する:足場代・防水工事・板金工事が加わる
- アスベスト含有建材が見つかる:解体・改修工事では石綿含有の有無を事前調査する必要がある
特にアスベストは、2006年9月より前に建てられた住宅や、それ以前に改修された住宅では、アスベスト含有建材が使われている可能性があります。
含有が判明した場合は、建材の種類や工事内容に応じた飛散防止措置や適切な処分が必要となり、費用や工期が増えることも。
購入前に必ず判明するとは限らないため、古い住宅では追加費用や工期に影響しうる項目として頭に入れておいてください。
以降で、それぞれについて詳しく解説します。
中古戸建て購入前に確認したい建物の状態
中古戸建ては、購入してから「こんなはずではなかった」とならないよう、購入前の確認がとても大切です。
1. 雨漏り:天井のシミ・カビ臭は要注意
天井のシミ、壁紙の浮き、独特のカビ臭は、雨漏りのサインです。
屋根、外壁、ベランダ、窓まわりから雨水が回っている家は、表面はきれいでも構造材が腐食していることがあります。
内装をきれいに直しても、雨漏りを止めない限りまた同じ症状が出てしまいます。
2. シロアリ・床下:歩いて感じる違和感も手がかりに
床を歩いたときに沈む、畳が柔らかい、柱の根元が傷んでいる、これらはシロアリ被害や床下の湿気のサインです。
長く換気されていない家では、床下に湿気がこもり、蟻道(ぎどう)が広がっていることもあります。
可能であれば、床下点検口を開けて中を見ておきたいポイントです。
3. 給排水管:築年数によっては交換前提で見る
キッチン・洗面・浴室の蛇口を実際に開け、水圧、サビ水の有無、排水の流れを確認を工務店に依頼することをおすすめします。
築30年を超えた家の給水管は、鉄管(亜鉛メッキ鋼管)が使われていることがあり、内部のサビによって水圧が落ちている場合もあります。
設備だけを新しくしても、配管が古いままでは数年後の水漏れリスクが残るため注意が必要です。
4. 電気設備:現代の生活に容量が足りるか
古い中古戸建てでは、分電盤の容量、配線、コンセントの数が現代の生活に追いついていないこともあります。
IH調理器、エアコン、電気給湯器、食洗機などを同時に使用する生活を想定した電気容量かも確認したいところです。
必要に応じて、リノベーションと同時に分電盤や配線の見直しも検討しましょう。
5. 耐震性:旧耐震基準かどうか
1981年5月31日以前に建築確認を受けた建物は、旧耐震基準で設計されている可能性があります。
さらに、1981年6月1日から2000年5月31日までに建てられた木造住宅についても、接合部や耐力壁の配置などを確認しておきたいところです。
国土交通省も、この期間に建築された木造住宅を対象に耐震性能の確認方法を公開していますので、こちらもチェックしてみてください。
築年数だけでなく、増改築の履歴、過去の地震被害の有無、耐震診断の結果まで合わせて確認しておくと安心です。
6. 断熱性:長く住むなら見落とせない
中古戸建ては、断熱材が入っていない・劣化している家もあります。
冬寒く、夏暑い家で断熱性能を見直さなければ、内装をきれいにしても、寒さや暑さの悩みが残ります。
長く住むことを考えるなら、窓・床・壁・天井の断熱もあわせて検討したいところです。
7. 屋根・外壁:外からの劣化サインを見る
建物の外周を一周し、外壁の塗膜の剥がれ・チョーキング(白い粉)、屋根のズレや色あせ、雨樋の歪みを確認します。
外壁の塗装が剥がれている家では、内部の構造材まで雨水が回っている可能性もあります。
内装より先に外装メンテナンスを行うべき状態かどうかも判断材料です。
8. アスベスト:2006年9月より前の建材は要確認
2006年9月より前に建てられた住宅や、それ以前に改修された住宅では、屋根材、外壁材、内装ボード、断熱材などにアスベスト(石綿)が含まれている可能性があります。
解体・改修工事では、工事の規模にかかわらず、石綿含有の有無に関する事前調査が法律上必要です。
含有が判明した場合は、建材の種類や工事内容に応じた飛散防止措置や適切な処分が必要になり、費用や工期が増えることがあります
- 雨漏り跡やカビ臭
- 床下の湿気やシロアリ被害
- 古い給排水管の劣化
- 耐震性・断熱性の不足
- 外壁・屋根のメンテナンス費用
- アスベスト含有建材の可能性
建物以外に確認したい物件条件
中古戸建ては、建物の状態と同じくらい、土地の条件・法規上の制約を確認することが大切です。
これらは工務店だけでは判断しきれないため、不動産会社や専門家に確認しながら進めます。
購入前に確認したい物件条件
| 確認項目 | 確認するポイント |
|---|---|
| 再建築の可否 | 現在の建物を解体したあと、新たに建物を建築できるか |
| 接道条件 | 原則として、敷地が建築基準法上の道路に2m以上接しているか(接道義務) |
| 増築部分の登記 | 増築部分が未登記になっていないか |
| 建築確認済証・検査済証 | 建築時の書類が残っているか |
| 境界の確定 | 隣地との境界が確定しているか、境界標があるか |
| 違反建築 | 増改築による法規違反部分がないか |
| 擁壁・高低差 | 擁壁の劣化や、隣地との高低差にリスクがないか |
| 浄化槽・給排水設備 | 下水道か浄化槽か、給排水管の引き込み位置 |
| ハザードマップ | 洪水・土砂災害・地震などのリスクエリアに含まれていないか |
これらの条件は、物件価格や将来的な資産価値、リノベーションの制約にも影響します。
気になる物件が見つかった段階で不動産会社へ確認し、重要事項説明でも内容を再確認しておきましょう。
中古戸建て購入からリノベーションまでの流れ
中古戸建てリノベーションで失敗しないために、「購入前から工務店に相談する」のがおすすめの進め方です。
10ステップで進める全体の流れ
- 1. 希望エリア・予算・暮らし方を整理する
- 2. 中古戸建ての候補を探す
- 3. 購入前に工務店へ相談する
- 4. 建物の状態とリノベーション費用を確認する
- 5. 物件購入から入居までにかかる総額で判断する
- 6. ローンや補助金の使い方を確認する
- 7. 物件購入
- 8. 詳細設計・工事契約
- 9. リノベーション工事
- 10. 引き渡し・入居
各段階の期間の目安
中古戸建てリノベーションは、物件探しから入居までおおよそ半年〜1年以上かかるのが一般的です。段階別の目安は以下の通りです。
| 段階 | 期間の目安 |
|---|---|
| 予算整理・相談先探し | 約1か月 |
| 物件探し・内覧 | 約1〜3か月以上 |
| 購入手続き・ローン審査 | 約1〜2か月 |
| 設計・仕様決定 | 約1〜2か月 |
| リノベーション工事 | 約2〜4か月 |
※期間は物件条件、工事範囲、施工会社の状況によって変わります。
物件の探し方や購入手続きは、不動産会社の領域です。必要に応じて、不動産会社にも確認しながら進めるとスムーズです。
オヒサマノイエにご相談ください!
解決します。

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中古戸建てリノベーションでできること
中古戸建てリノベーションでは、設備の入れ替えだけでなく、家全体を今の暮らしに合わせて整え直せます。
1. 間取り変更:和室中心の家をLDK中心に
昭和の戸建ては、和室・洋室・廊下で細かく区切られた間取りが多く、家族が集まりにくい、家事動線が長いといった悩みが出やすい構造です。
壁撤去や回遊動線で、現代の暮らしに合うLDK中心の間取りに整え直せます。ただし、撤去できる壁とできない壁があり、構造との兼ね合いで判断します。
窓の結露、床の冷たさ、部屋ごとの温度差が大きい家では、断熱性能が不足している可能性があり、内装を解体するタイミングで床・壁・天井の断熱材を見直せば、別々に工事するより効率的です。
予算に限りがある場合は、窓や家族が長く過ごすLDKから優先する方法も。
間取り変更リフォームについては、以下の記事も参考にしてみてください。
>>間取り変更リフォームでできること|費用相場・壁撤去・水回り移動の注意点を解説
2. 水回り交換・移動:設備よりも先に配管を見る
キッチン・浴室・トイレ・洗面を一新するのは、中古戸建てリノベーションで最も多いテーマです。
設備を交換しても給排水管が古いままでは、数年後に水漏れが起きることがあります。
設備+配管をセットで判断することが大切です。水回り移動の場合は、排水勾配と床下空間の確認も欠かせません。
キッチンや浴室の位置を大きく動かすと、給排水管の延長や床の高さ調整が必要になり、費用が上がりやすくなります。
費用を抑えたい場合は、既存の配管位置を活かしながら設備を更新することも可能です。
水回りのリフォームについては以下の記事も参考にしてみてください。
>>水回り4点・3点まとめてリフォームの費用相場は?安くなる理由やメリット・デメリットを徹底解説!
3. 断熱リフォーム:長く快適に住むなら欠かせない
中古戸建ては断熱性能が低い家も多く、窓・床・壁・天井の断熱は、リノベーション後の住み心地を左右する重要な工事です。
窓の結露、床の冷たさ、部屋ごとの温度差が大きい家では、断熱性能が不足している可能性があります。
内装を解体するタイミングで床・壁・天井の断熱材を見直せば、別々に工事するより効率的です。
予算に限りがある場合は、窓や家族が長く過ごすLDKから優先することをおすすめします。
4. 耐震補強:旧耐震基準なら診断から
1981年5月31日以前に建築確認を受けた家では、まず耐震診断が必要です。
診断結果で必要と判断された場合に、壁量の確保、基礎の補強、屋根の軽量化などを組み合わせて補強計画を立てます。
耐震補強では、壁を増やすだけでなく、柱と梁の接合部、基礎のひび割れ、屋根の重さなどを重点的に確認します。
LDKを広げるために壁を撤去すると耐震性に影響することがあるため、間取り変更と補強計画は同時に考える必要がある工事だと認識しておいてください。
5. 外壁・屋根リフォーム:雨水の侵入を防ぐ
外壁や屋根に劣化があるまま内装だけを整えても、雨水の侵入リスクは残ったままです。
建物全体を見たうえで、外装メンテナンスを内装より先に行うべき家もあります。
外壁のひび割れや塗膜の剥がれ、屋根材のズレ、雨樋の変形などがある場合は、外装工事も検討が必要です
塗装だけで対応できるか、外壁材や屋根材の交換が必要かによって費用は大きく変わってくるためです。
屋根と外壁を同時に工事すれば、足場代を一度にまとめられる場合も。
外壁のひび割れや塗膜の剥がれ、屋根材のズレ、雨樋の変形などがある場合は、外装工事も検討してください。塗装だけで対応できるか、外壁材や屋根材の交換が必要かによって費用は大きく変わります。
屋根と外壁を同時に工事すれば、足場代を一度にまとめられるため、費用的なメリットも大きくなります。
6. 収納・家事動線:暮らしやすさを底上げする
ファミリークローゼット、パントリー、玄関収納、洗濯動線は、家族の暮らしやすさを左右する要素です。
リノベーションの段階で、家族の物量と動きから逆算した収納計画を立てておくと、長く片付けやすい家になります。
収納は広さだけでなく、使う場所の近くに配置することが重要です。玄関には靴や外用品、キッチン横には食品や日用品、洗面室の近くには衣類やタオルを収納すると、家事動線を短くできます。
現在の持ち物だけでなく、子どもの成長や将来の暮らし方まで踏まえて計画する必要がありますので、依頼する工務店と相談してみてください。
弊社は、家事ラク導線や、将来の間取り変更も考慮して間取りを提案できます。大阪北部や京都南部で検討されている方は、ぜひ弊社にもご相談ください。
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中古戸建てリノベーションで後悔しやすいポイント
中古戸建てリノベーションは、新築と違って「すでに建っている家」を扱う工事です。購入前の見落としが、後悔につながるケースも少なくありません。
1. 物件価格だけで判断してしまう
購入価格が安く見えても、建物の劣化や性能上の問題があれば、リノベーション費用が大きく膨らむことがあります。
物件購入から入居までにかかる総額での判断が必要です。
2. 購入後に劣化が見つかる
購入してから雨漏り跡やシロアリ被害が見つかると、当初のリノベーション計画では収まらず、追加費用が必要です。
購入前に建物の状態を確認しておくことで、こうしたリスクを大きく減らせます。
3. 希望する間取りに変更できない
壁を撤去できるかは、柱・梁・筋交い・耐震性によって変わります。
希望の間取りを前提に物件を買ったあとで「この壁は抜けません」と分かった場合は、リノベーション計画の見直しが必要です。
4. 水回り移動で費用が大きく上がる
キッチン・浴室・トイレの移動は、給排水管の延長・分岐、排水勾配の確保、換気ダクトの引き直しまで必要になり、移動距離が長いほど費用が上がります。
5. 断熱・耐震を後回しにしてしまう
内装や設備の予算を優先して、断熱・耐震を後回しにすると、見た目はきれいでも「冬寒い・夏暑い・地震が不安」な家になってしまいます。
6. ローンや資金計画を後から考えてしまう
物件購入とリノベーションを別々に考えることは、資金計画が崩れる原因です。住宅ローンとリフォームローンの組み方も、購入前に確認しておきたい項目といえます。
- 物件価格だけで判断してしまう
- 購入後に建物の劣化が見つかる
- 希望する間取りに変更できない
- 水回り移動で費用が大きく上がる
- 断熱・耐震を後回しにしてしまう
- ローンや資金計画を後から考えてしまう
中古戸建てリノベーションと新築はどちらがいい?
中古戸建て+リノベーションは魅力的な選択肢ですが、すべての家庭に合うわけではありません。
注文住宅も手掛ける工務店として、両方を冷静に比較した結果、新築の方が合うケースもお伝えしておきます。
中古戸建てリノベーションと新築の比較
| 比較項目 | 中古戸建てリノベーション | 新築注文住宅 |
|---|---|---|
| 費用 | 物件購入から入居までにかかる総額で判断する | 土地を購入する場合は、土地代・建築費・諸費用が必要 |
| エリア | 中古戸建てまで視野を広げると選択肢が増えることがある | 新築用地が見つかるかに左右される |
| 自由度 | 既存構造や配管に左右される | 一から設計しやすい |
| 注意点 | 購入前に建物の状態と改修費用の確認が必要 | 土地探し・建築費・工期の確認が必要 |
中古戸建てリノベーションが向いているケース
- 希望エリアに中古戸建てがある
- 物件購入から入居までにかかる総額が予算に合う
- 既存の建物を活かせる
- 間取り変更で暮らしやすくできる
- 新築用地が見つかりにくい
新築が向いているケース
- 希望する間取りや性能を一から作りたい
- 中古戸建ての劣化が大きい
- 耐震・断熱・配管・外装まで大きく直す必要がある
- 物件購入から入居までにかかる総額が新築に近い
- すでに土地が見つかっている
リノベーションと建て替えを費用・工期・建物の状態などから比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。
>>リフォームvs建て替えどっちがお得?費用比較と5つの判断ポイントと失敗しない考え方を解説!
【2026年最新】中古戸建てリノベーションで使えるローン・補助金
中古戸建てリノベーションでは、物件購入費とリノベーション費用をまとめて考える必要があります。ローンと補助金の使い方を、購入前から確認しておきましょう。
住宅ローンとリフォームローンの組み合わせ方
中古戸建てリノベーションで活用できる主なローンは、次の3つです。
- 住宅ローン:中古戸建て購入費に使えるローン。借入期間が長く、金利も比較的低い
- リフォームローン:リノベーション費用に使えるローン。無担保型では住宅ローンより手続きが比較的簡略な商品もある
- リフォーム一体型ローン:物件購入費とリノベーション費用をまとめて借りられるローン。総額を一本化して管理できる
どの組み方が合うか、また併用ができるかは、金融機関・物件・工事内容・借入条件によって変わります。物件購入の申込み前に、金融機関で仮審査を進めておくと安心です。
>>【関西版】リフォームローンのすべてがわかる!おすすめの金融機関や審査に落ちないためのポイントも解説!
2026年度に確認したい主な補助制度
2026年度は、住宅省エネ2026キャンペーンとしてリフォーム向けの補助事業が実施されています。主な制度は次の通りです。
- みらいエコ住宅2026事業:断熱改修・エコ住宅設備の設置などに対する補助
- 先進的窓リノベ2026事業:窓の断熱改修(内窓設置・外窓交換など)に対する補助
- 給湯省エネ2026事業:高効率給湯器の設置に対する補助
- 自治体の耐震診断・耐震改修補助:旧耐震基準の建物の耐震化を支援
- 介護保険の住宅改修費:手すり・段差解消などのバリアフリー化を支援
補助制度の内容や受付状況は変更される場合があります。最新情報は各制度の公式サイトや施工会社へご確認ください。
補助金で覚えておきたいのは次の3点です。
- 申請時期や手続きは制度によって異なる
- 対象工事・対象製品・施工事業者の登録状況を工事前に確認する
- 予算上限に達すると受付終了となるため、早めに相談する
リフォームローンについては、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
>>【2026年最新】リフォームに使える補助金を紹介!補助金逆引きリストや利用時のポイントも解説!
中古戸建てリノベーションで後悔しない業者選び
中古戸建てリノベーションは、デザインだけでなく、建物の状態・構造・配管・耐震・断熱まで確認できる業者に相談することが、後悔しない家づくりにつながります。
業者選びで確認したいポイント
| 確認項目 | 見るべきポイント |
|---|---|
| 購入前相談 | 物件購入前にリノベーション費用の目安を相談できるか |
| 建物確認 | 建物の劣化や性能上の問題まで確認できるか |
| 間取り提案 | 既存構造や配管を踏まえて間取り変更を提案できるか |
| 性能面 | 耐震・断熱・省エネまで含めて考えられるか |
| 比較判断 | 中古戸建てリノベーションと新築を比較して相談できるか |
| 資金計画 | 住宅ローン・リフォームローン・補助金まで相談できるか |
「デザインだけ」の業者と「建物の状態まで見る」業者の違い
中古戸建てリノベーションは、おしゃれな内装やデザインだけで判断すると、住み始めてから後悔につながりやすい工事です。
きれいなパースで提案を受けても、配管の劣化や構造の問題まで踏み込んでいなければ、数年後に追加工事が必要になることがあります。
注文住宅も手掛ける工務店であれば、家全体の構造・配管・耐震・断熱を理解したうえで提案できるため、計画段階のズレが起きにくくなります。
中古戸建てリノベーションでオヒサマノイエが大切にしていること
中古戸建てリノベーションでは、デザインや見た目より先に、建物の状態と総額の見える化が大切です。ここでは、オヒサマノイエが中古戸建てリノベーションで大切にしている考え方を紹介します。
【理由1】注文住宅も手掛ける工務店だから、中古戸建てリノベーションと新築を比較できる

オヒサマノイエは、普段からゼロから家を建てる「新築注文住宅」も手掛けている工務店です。
そのため、中古戸建てリノベーションでも、既存の家を活かすべきか、新築を建てた方がいいかを、建物の状態と家族の希望から比較できます。
リノベーションだけを無理にすすめるのではなく、総額や暮らしやすさを冷静に比較したうえで、新築の方が合う場合は率直にお伝えします。
【理由2】購入前の段階で、建物の状態と工事費用の目安を整理する

中古戸建てリノベーションでは、購入してから相談するのではなく、購入前の段階で建物の状態と工事費用の目安を確認することが大切です。
現地調査で確認する主な項目は、次のとおりです。
- 水回りの水圧・排水の流れ・配管素材
- 外壁・屋根・雨樋の劣化状況
- 間取り変更や水回り移動の可否(構造・配管経路の確認)
- 点検口があり、売主・不動産会社の許可を得られる場合は、床下や屋根裏も確認
現地調査を踏まえたリノベーション費用の概算は、購入判断のタイミングでお伝えします。物件の探し方や購入手続きは、不動産会社の領域です。必要に応じて連携しながら進めます。
【理由3】提携FPと連携し、購入費とリノベーション費用を含めた資金計画を立てられる
中古戸建てリノベーションでは、物件購入費・リノベーション費・諸費用・将来のメンテナンス費まで含めた検討が必要です。
住宅ローンや家計設計に詳しい提携FPと連携し、住宅ローン・リフォームローン・補助金・将来のメンテナンス費まで含めた計画を立てていきます。
「物件購入とリノベーションを別々に考えて、後から資金が足りなくなる」という事態を避けるためにも、購入前の段階から資金計画を整理しておくのが安心です。
オヒサマノイエでは建物の状態と工事費用の目安を確認し、提携FPと連携しながら、将来の暮らしまで含めた資金計画を整理します。
中古戸建ての購入費とリノベーション費を合わせた総額が分からない方や、新築とどちらが合うか迷っている方は、物件を購入する前にぜひ弊社へご相談ください。
オヒサマノイエにご相談ください!
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中古戸建てリノベーションに関するよくある質問(FAQ)
こちらでは、中古戸建てリノベーションに関するよくある質問に回答します。
Q1: 中古戸建てリノベーションの費用相場はいくらですか?
A: 工事内容によって異なりますが、間取り変更を含むリノベーションでは550万円〜1,320万円程度、全面リノベーションでは1,100万円〜2,750万円程度になることもあります。
水回り中心で220万円〜770万円程度、内装+水回りで330万円〜990万円程度、断熱・耐震を含む改修で880万円〜1,650万円程度が一つの目安です(延床30坪前後の木造中古戸建てを想定した税込概算)。
物件購入から入居までにかかる総額で判断することが大切です。
Q2: 中古戸建てを購入する前に相談できますか?
A: はい、候補物件がある段階でご相談いただくと、リノベーション費用の目安を確認しやすくなります。
候補物件がある場合は、建物の状態とリノベーション費用の目安を購入前に確認しておくことで、本当に予算内で希望する家になるかを判断しやすくなります。
物件の探し方や購入手続きは不動産会社の領域となるため、必要に応じて不動産会社と連携する流れです。
Q3: 古い中古戸建てでもリノベーションできますか?
A: 基礎や構造の状態によって判断できます。
築年数が古くても、基礎・柱・梁といった構造部分がしっかりしていれば、間取り変更・断熱・耐震を含めたリノベーションで快適に暮らせる家にできることがあります。
一方、構造の劣化が大きい場合は、新築や建て替えの方が合うこともあるため、購入前に建物の状態を確認することが重要です。
Q4: 中古戸建てリノベーションと新築はどちらがいいですか?
A: 建物の状態、希望する暮らし方、予算次第です。
希望エリアに中古戸建てがあり、物件購入から入居までにかかる総額が予算に合うなら中古戸建てリノベーションが向きます。
一方、希望する間取りや性能を一から作りたい、中古戸建ての劣化が大きい、その総額が新築に近い場合は、新築の方が合うこともあります。
両方を比較できる業者に相談するのがおすすめです。
Q5: 住宅ローンとリフォームローンは一緒に使えますか?
A: 金融機関や審査条件によっては、住宅ローンとリフォームローンを併用できる場合があります。
住宅ローンで物件購入費を、リフォームローンでリノベーション費用を借りる方法と、両方をまとめた「リフォーム一体型ローン」を使う方法があります。
取り扱いは金融機関ごとに条件が異なるため、購入前の段階で仮審査を進めておくと安心です。
Q6: 中古戸建てリノベーションで補助金は使えますか?
A: 補助金の利用可否は、工事内容や申請条件次第です。
2026年度は「みらいエコ住宅2026事業」「先進的窓リノベ2026事業」「給湯省エネ2026事業」などが実施されています。
申請時期や手続きは制度によって異なり、住宅省エネ2026キャンペーンでは登録された施工事業者が申請を行います。
対象工事や対象製品、予算の受付状況を計画段階で確認しておきましょう。
Q7: 購入後にリノベーション費用が高くなることはありますか?
A: はい。解体後に劣化が見つかれば、追加費用が必要です。
築年数が古い家では、解体してから雨漏り跡やシロアリ被害、配管劣化、アスベスト含有建材が見つかるケースがあります。
購入前に、確認できる範囲で配管・外壁・屋根などの状態を確認しておくことが大切です。
点検口があり、売主や不動産会社の許可を得られる場合は、床下や屋根裏も確認します。建物の状態によっては、工事費の10〜15%程度を予備費として見込む場合もあります。
中古戸建てリノベーションは、物件をきれいにする工事ではなく、これからの暮らしに合わせて住まいを再設計する工事です。
物件購入から入居までにかかる総額で見たうえで、新築との比較も含めて判断していくことが大切です。
オヒサマノイエにご相談ください!
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