
この記事では、2階建ての家を解体せずに、1階だけをリフォームして平屋のように暮らしたい方へ、費用相場・1階で完結する間取り・注意点・減築や建て替えとの違いを解説します。
- 2階は解体せず、生活に必要な機能を1階へ集める
- LDK・寝室・水回り・収納・動線が1階で完結するかを確認する
- 1階の広さと構造で、できる間取り変更の範囲が決まる
- 使わなくなった2階にも、換気や点検などの管理が必要
- 減築や建て替えとの費用・工事範囲の違いを比較して判断する
>>「まず1階だけリフォームする費用相場を知りたい方はこちら」(費用相場セクションへジャンプ)
「子どもが独立してから、2階をほとんど使っていない」
「階段の上り下りがつらくなってきたので、1階だけで暮らしたい」
「2階を壊して平屋にするほどの予算はかけられない」
このようなお悩みを持つ方は少なくありません。
「平屋のように暮らしたい」と考えたとき、必ずしも2階を解体して本当の平屋にする必要はありません。
長年住んだ家には、家族の思い出が積み重なっています。2階建ての建物はそのまま残し、LDK・寝室・水回り・収納を1階に集めて、階段を使わずに生活を完結させるという選択肢があります。
一方で、1階の広さや構造によってできる範囲は変わり、使わなくなった2階の管理という視点も欠かせません。
だからこそ1階だけのリフォームでは、日常の動作が1階で完結する間取りと、建物全体の条件を両方から整理することが大切です。この記事を参考に、2階建てのまま平屋のように暮らすための考え方を確認してください。
1階だけリフォームして平屋のように暮らす方法
最初に、この記事で扱うリフォームの範囲を整理しておきます。ここが曖昧なままだと、「平屋そのもののリフォーム」や「2階を解体する減築」と混同しやすいためです。
- 2階は解体しない
- LDK・寝室・水回り・収納など、生活に必要な機能を1階へ集める
- 2階は予備室や収納として残す
- 将来、階段を使わなくても暮らせる状態にしておく
「本当の平屋にする」以外の選択肢
平屋リフォームと聞くと、2階部分を解体して本当の平屋にする「減築」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
ただ、減築は屋根の造り直しや構造の確認まで必要になる大規模な工事です。一方、1階だけのリフォームなら、建物の形はそのままに、暮らし方だけを平屋に近づけられます。2階を解体しない分、費用と工事範囲を抑えやすいのが特徴です。
こんな悩みに向いている進め方です
1階だけのリフォームは、次のような状況の方によく検討されます。
- 子どもが独立して、2階をほとんど使っていない
- 年齢を重ねて、階段の上り下りが負担になってきた
- 夫婦2人で暮らせる範囲だけ整えたい
- 2階を解体するほどの予算はかけられない
- 実家を1階中心にリフォームして住みたい
- 将来的に1階だけで生活できる家にしておきたい
実家を引き継いで住む場合の全体的な考え方は、以下の記事も参考になります。
1階だけリフォームする費用相場

1階だけのリフォーム費用は、どこまで手を入れるかで大きく変わります。工事範囲別の目安から確認していきます。
工事範囲別の費用相場
| 工事内容 | 費用目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 内装を整える | 55万円〜220万円程度 | クロス・床の張り替え、建具の交換、照明の見直しなど |
| 水回り設備の交換 | 165万円〜440万円程度 | キッチン、浴室、トイレ、洗面、必要に応じた給排水管の更新など |
| 和室を寝室に変える | 55万円〜165万円程度 | 畳からフローリング、押し入れのクローゼット化、段差解消など |
| LDKと和室をつなげる間取り変更 | 110万円〜440万円程度 | 間仕切り壁の撤去、内装、必要に応じた補強など |
| 水回りの移動を伴う工事 | 220万円〜660万円程度 | キッチンや浴室の移動、給排水管・換気ダクトの工事など |
| 断熱・耐震を含む改修 | 330万円〜880万円程度 | 窓・床の断熱、耐震補強、内装の一新など |
| 1階全面リフォーム | 550万円〜1,320万円程度 | 水回り、間取り変更、内装、断熱などをまとめて改修 |
※延床30坪前後の2階建て木造住宅で、1階部分(15坪前後)を工事する場合を想定した税込概算です。解体費・廃材処分費を含みますが、設計費、確認申請費、仮住まい費などは別途です。築年数、面積、配管や構造の状態、設備・建材のグレードによって金額は変動し、上記の目安を超える場合があります。
戸建てリフォーム費用全般の考え方は、以下の記事も参考になります。
500万円でどこまでできる?
予算500万円前後で平屋のように暮らすリフォームを考える場合、水回り設備の交換と内装の一新、または和室を寝室に変える工事と一部の間取り変更など、範囲を絞った工事が中心です。
ただし、「500万円なら必ずここまでできる」とは言い切れません。築年数、1階の面積、配管や構造の状態、選ぶ設備のグレードによって、同じ予算でもできる範囲は変わります。
1,000万円前後なら1階全面リフォームも視野に
予算1,000万円前後まで確保できると、水回り・間取り変更・内装をまとめた1階全面リフォームが視野に入ります。建物の状態次第では、窓の断熱や耐震補強との組み合わせも検討の範囲です。
こちらも建物の状態次第で変わるため、優先順位を決めたうえで、現地調査をもとに範囲を判断していきます。
1階だけで暮らせる間取りに必要なもの
1階だけで暮らすために大切なのは、部屋を1階へ移すことではありません。「起きる」「食べる」「入浴する」「洗濯する」「収納する」「外出する」という日常の動作が、1階だけで完結することです。
- LDK
- 主寝室
- トイレ
- 浴室・洗面
- 洗濯・物干しスペース
- 日常使いの収納
- 玄関から居室までの動線
LDKと寝室:暮らしの中心を1階に置く
リビング横の和室を寝室に変える、細かく区切られた部屋をつなげてLDKを広げるなど、日中過ごす場所と寝る場所を1階に集めるのが出発点です。
壁の撤去を伴う場合は、構造との兼ね合いで判断します。間取り変更の考え方は、以下の記事も参考になります。
トイレ・浴室・洗面:夜の動線を短くする
寝室からトイレまでの距離は、年齢を重ねるほど暮らしやすさに直結します。夜中に長い廊下を歩かなくて済む配置か、寝室と水回りの位置関係まで含めて考えたいところです。
設備の交換や配管の考え方は、以下の記事も参考になります。
洗濯・物干し・収納:家事を1階で完結させる
見落としやすいのが洗濯の動線です。洗濯機は1階でも、物干しが2階のベランダのままだと、結局毎日階段を上り下りすることになります。
1階に物干しスペースや室内干しの場所を確保し、日常使いの衣類をしまえる収納も1階にまとめると、洗う・干す・しまうが階段なしで回ります。
玄関から居室までの動線:段差と幅を確認する
上がり框の段差、廊下の幅、部屋の出入口の幅も確認しておきたい項目です。
今は問題なく歩けていても、将来手すりを付けられる下地があるか、歩行器や車いすが通れる幅かまで見ておくと、あとからの改修を減らせます。
1階だけリフォームするメリット
2階建てを残したまま1階だけをリフォームする進め方には、次のようなメリットがあります。
1. 2階を解体するより費用を抑えやすい
減築のような屋根の造り直しや大規模な構造工事が発生しないため、同じ「平屋のように暮らす」目的でも、工事費を抑えやすいのが大きな利点です。
2. 階段を使わない暮らしに近づけられる
生活に必要な機能が1階でそろえば、階段の上り下りは日常から外れます。転倒への不安を減らし、老後も暮らしやすい家に近づきます。
3. 工事範囲を絞りやすい
工事の中心が1階に限られるため、予算に合わせて範囲を調整しやすい進め方です。工事内容によっては、住みながらの工事を検討できる場合もあります。
4. 2階を予備室や収納として残せる
来客や子どもの帰省時の寝室、季節物や思い出の品の収納として、2階をそのまま活かせます。減築では失われる「余白」を残せるのは、1階だけリフォームならではの良さです。
5. 将来の介護にも備えやすい
寝室・トイレ・浴室が1階にそろっていると、将来介護が必要になった場合も対応しやすくなります。手すりの下地や建具の幅まで整えておけば、あとからの改修も最小限で済みます。
6. 住み慣れた家をそのまま活かせる
建物の外観も、家の記憶も変わりません。思い出のある家に住み続けながら、暮らしだけを今の体に合わせて整えられるのは、建て替えにはない価値といえます。
1階だけリフォームする際の注意点
1階だけのリフォームは費用を抑えやすい一方で、事前に確認しておきたい点がいくつもあります。ここは特に丁寧に見ておきたいところです。
1. 1階の日当たり・風通し・視線を確認する
2階の寝室から1階へ移ると、日当たりや風通し、外からの視線が変わります。
隣家との距離が近い場合、1階の窓は道路や隣家から見えやすく、防犯面の不安も出やすい位置です。窓の配置、格子や目隠しフェンス、カーテンやシャッターの計画まで含めて考えます。
2. 水害時に2階へ避難できる状態を残す
ハザードマップで浸水想定区域に含まれる地域では、2階が垂直避難の場所になります(ハザードマップポータルサイト)。
1階中心の暮らしに整えたあとも、いざというときに2階へ上がれる動線と、最低限の避難スペースは残しておくと安心です。
3. 1階だけの断熱では熱の移動が残る
断熱は、1階だけで完結しにくい工事です。1階の窓や床の断熱は体感を変えやすい一方、階段や2階との間で空気は行き来するため、家全体の熱の動きを踏まえた計画が必要です。
階段まわりに建具を設けて冷気を抑える方法も含めて、現地で検討します。詳しくは以下の記事も参考になります。
4. 使わなくなった2階にも管理が必要
2階を使わなくなっても、放置してよいわけではありません。
閉め切ったままの部屋は湿気がこもり、カビや建材の傷みにつながります。雨漏りは2階の天井に最初のサインが出ることが多く、誰も入らない部屋では発見が遅れがちです。2階にトイレや洗面がある場合は、長期間使わないことで排水トラップの水が乾き、においが上がってくることもあります。
定期的に窓を開けて風を通し、天井や壁のシミを確認する。この最低限の管理は続ける前提で計画します。
5. 1階に寝室を移せる広さがあるか
1階の床面積が限られている家では、LDKと寝室、収納をすべて確保するのが難しいこともあります。
LDKの広さをどこまで求めるか、寝室に何畳必要かを整理し、優先順位をつけて間取りを組み立てていくことが大切です。
6. 水回りの移動は配管経路と費用に注意
浴室やキッチンを動かす場合は、給排水管の延長・分岐、排水勾配の確保、換気の経路まで確認が必要です。
排水管は重力で流すため一定の勾配が欠かせず、床下の空間によっては希望の位置まで配管を引けないこともあります。移動距離が長いほど費用が上がる点も判断材料です。
7. 撤去できない壁がある
LDKを広げるために壁を抜きたくても、建物を支える耐力壁や筋交いの入った壁、構造上重要な柱は残す必要があります。
特に2階建ての1階は、2階の重さを支える階です。図面だけでは判断できないため、現地で壁の中を確認したり、必要に応じて耐震診断や補強計画を踏まえて判断することもあります。
8. 段差・廊下幅・建具幅まで見ておく
床の段差解消だけでなく、廊下や出入口の幅、将来介護ベッドを置けるスペースまで確認しておくと、長く住める計画になります。
介護保険の住宅改修など、あとから使える制度もありますが、リフォームの段階で下地や幅を整えておく方が、結果的に手戻りが少ない進め方です。
- 1階の日当たり・風通し・外からの視線
- 水害時に2階へ避難できる状態を残すこと
- 使わない2階の換気・雨漏り・設備の管理
- 水回り移動の配管経路と費用
- 撤去できない壁の存在
- 廊下幅・建具幅と将来の介護スペース
1階だけリフォームと減築・建て替えはどちらがいい?
「二階建てを平屋にリフォームしたい」と調べると、2階を解体する減築の情報が多く出てきます。ここでは、1階だけリフォーム・減築・建て替えの違いを整理します。
1階だけリフォームと減築の比較
| 比較項目 | 1階だけリフォーム | 2階を減築して平屋化 |
|---|---|---|
| 2階部分 | 残す | 解体する |
| 費用 | 比較的抑えやすい | 高額になりやすい |
| 工事規模 | 1階中心 | 構造・屋根まで工事 |
| 2階の利用 | 収納・予備室にできる | できない |
| 維持管理 | 使わない2階も管理が必要 | 管理範囲を減らせる |
| 向いている人 | 予算を抑えて1階中心の暮らしにしたい人 | 今後2階が確実に不要な人 |
減築は「使わないなら壊せばよい」という単純な工事ではない
2階を撤去すると、屋根を新しく造り直し、構造のバランスも変わるため、耐震診断や補強計画を踏まえた検討が必要です。
工事範囲が構造・屋根・外装まで広がる分、費用は1階だけのリフォームより高額になりやすく、工期も長くなる傾向にあります。管理する床面積を確実に減らしたい場合には合理的な選択肢ですが、費用と得られる暮らしのバランスで判断したいところです。
建物全体の劣化が大きいなら、建て替えも比較する
2階や屋根の傷みが進んでいる、耐震・断熱・配管・外装まで全面的に直す必要がある、といった場合は、改修費用の総額が建て替えに近づくこともあります。
その場合は、平屋への建て替えも含めて比較するのが現実的です。判断材料は以下の記事も参考になります。
1階だけリフォームが向いている家・慎重に判断したい家
同じ「1階だけで暮らしたい」という希望でも、建物によって進めやすさは変わります。
向いている家
- 1階に一定の床面積がある
- LDKと寝室を1階に確保できる
- 水回りが1階に集まっている
- 構造上、必要な間取り変更ができる
- 2階や屋根の劣化が少ない
慎重に判断したい家
- 1階が狭く、寝室を確保しにくい
- 大規模な水回りの移動が必要になる
- 耐震・断熱・配管・外装まで全面的な改修が必要
- 2階や屋根の劣化が大きい
- 改修費用の総額が建て替えに近づく
どちらに当てはまるかは、図面と現地調査で確認していきます。慎重に判断したい家に当てはまる場合も、すぐに建て替えと決めるのではなく、減築や建て替えを含めた選択肢を並べて比較するのが安心です。
【2026年最新】1階だけのリフォームで使える補助金・ローン
1階だけのリフォームでも、断熱改修・耐震改修・バリアフリー化などは補助制度の対象になることがあります。
2026年度に確認したい主な補助制度
2026年度は、住宅省エネ2026キャンペーンとしてリフォーム向けの補助事業が実施されています(住宅省エネ2026キャンペーン公式サイト)。主な制度は次の通りです。
- みらいエコ住宅2026事業:断熱改修・エコ住宅設備の設置などに対する補助
- 先進的窓リノベ2026事業:窓の断熱改修(内窓設置・外窓交換など)に対する補助
- 給湯省エネ2026事業:高効率給湯器の設置に対する補助
- 自治体の耐震診断・耐震改修補助:旧耐震基準の建物の耐震化を支援
- 介護保険の住宅改修費:手すり・段差解消などのバリアフリー化を支援
※補助制度の内容や受付状況は変更される場合があります。2026年7月時点の情報を掲載しています。最新情報は各制度の公式サイトや施工会社へご確認ください。
補助金で覚えておきたいのは次の3点です。
- 申請時期や手続きは制度によって異なる
- 対象工事・対象製品・施工事業者の登録状況を工事前に確認する
- 予算上限に達すると受付終了となるため、早めに相談する
1階中心の暮らしづくりと相性が良いのが、介護保険の住宅改修費です。手すりの設置や段差解消などが対象で、要支援・要介護認定を受けていることや、工事前の申請といった条件があります。ケアマネジャーや自治体の窓口に確認しながら進めると安心です。
詳しい考え方は、以下の記事も参考になります。
リフォームローンと住宅ローンの違い
1階だけのリフォームでも、全面的に手を入れると500万円〜1,000万円以上になることもあります。
リフォームローンは、無担保型では住宅ローンより手続きが比較的簡略な商品もあるのが特徴です。一方、大規模リフォームの場合は、住宅ローン(リフォーム一体型)を利用できることもあります。
借入額・金利・返済期間を比較しながら、ご自身に合った無理のない進め方を考えていきます。
オヒサマノイエにご相談ください!
解決します。

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1階だけリフォームで後悔しない業者選び
1階だけのリフォームは、間取りのデザインだけでなく、構造・配管・断熱・将来の介護まで確認できる業者に相談することが、後悔しない家づくりにつながります。
業者選びで確認したいポイント
| 確認項目 | 見るべきポイント |
|---|---|
| ヒアリング | 家族構成、2階の使用状況、将来の暮らし方まで確認してくれるか |
| 構造確認 | 撤去できる壁・柱・筋交い・耐震性を確認できるか |
| 動線提案 | 寝室・水回り・洗濯・収納が1階で完結する動線を提案できるか |
| 2階の扱い | 使わない2階の管理や活用まで相談できるか |
| 比較判断 | 減築や建て替えとの比較まで相談できるか |
「1階だけ」の工事こそ、家全体を見る目が必要
工事範囲は1階でも、構造・断熱・配管は家全体でつながっています。
1階の壁は2階の重さを支えており、断熱は階の間で熱が移動します。1階だけを見て計画すると、耐震性や温熱環境に思わぬ影響が出ることもあるため、家全体を踏まえて提案できる業者かどうかが判断材料です。
1階だけのリフォームでオヒサマノイエが大切にしていること
1階だけのリフォームでは、間取りの前に、家族の暮らし方と建物の条件を整理することが大切です。ここでは、オヒサマノイエが大切にしている考え方を紹介します。
【理由1】注文住宅も手掛ける工務店だから、減築や建て替えとも比較できる
オヒサマノイエは、普段からゼロから家を建てる「新築注文住宅」も手掛けている工務店です。
そのため、1階だけのリフォームでも、1階だけ整えるべきか、減築か、建て替えかを、建物の状態と家族の希望から比較できます。
改修費用が建て替えに近づくケースでは、1階だけのリフォームありきで進めるのではなく、他の選択肢も含めて率直にお伝えします。
【理由2】暮らし方から逆算して、1階で完結する動線を整理する

「どの部屋を直すか」より先に、毎日の動きから整理するのがオヒサマノイエの進め方です。
- ご家族構成と、2階を使っている頻度
- 階段の上り下りで困っている場面
- 寝室をどこに置きたいか
- 洗濯・物干し・収納の今の流れ
- 将来の介護や来客の想定
- 残したい部屋・思い出のある場所
- 予算の上限と、その中での優先順位
ここから逆算して、「1階に集める機能」「2階に残すもの」「あえて手を入れない部分」を分けて考えます。
すべてを一度に工事するのではなく、今必要な範囲と、将来に備えて下地だけ整えておく範囲を分ける進め方も可能です。
【理由3】提携FPと連携し、無理のない資金計画を立てられる

1階だけのリフォームは、範囲が広がると500万円〜1,000万円以上になることもあります。
住宅ローンや家計設計に詳しい提携FPと連携し、リフォームローン・補助金・将来のメンテナンス費まで含めた計画づくりが可能です。
老後資金とのバランスや、補助金の入金時期を踏まえた資金繰りまで、数字の根拠を持って判断できるため、安心してリフォームに踏み切れます。
オヒサマノイエにご相談ください!
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1階だけリフォームに関するよくある質問(FAQ)
こちらでは、2階建ての1階だけをリフォームして平屋のように暮らすことに関する、よくある質問に回答します。
Q1: 2階建ての1階だけをリフォームする費用はいくらですか?
A: 工事範囲によって異なりますが、水回り設備の交換と内装で165万円〜440万円程度、1階全面リフォームでは550万円〜1,320万円程度が一つの目安です。
内装のみなら55万円〜220万円程度、和室を寝室に変える工事は55万円〜165万円程度が目安です(延床30坪前後の2階建て木造住宅を想定した税込概算)。築年数や配管・構造の状態によって変わるため、現地調査のうえで見積もりを取ることが大切です。
Q2: 2階を壊さなくても平屋のように暮らせますか?
A: はい。生活に必要な機能を1階に集めれば、階段を使わない暮らしに近づけられます。
LDK・寝室・トイレ・浴室・洗面・洗濯スペース・収納が1階でそろい、玄関から居室までの動線が整えば、日常生活は1階で完結します。2階は予備室や収納として残せるため、来客や子どもの帰省にも対応しやすい形です。
Q3: 500万円の予算では、どこまでリフォームできますか?
A: 水回り設備の交換と内装、または寝室づくりと一部の間取り変更など、範囲を絞った工事が中心です。
500万円でできる範囲は、築年数、1階の面積、配管や構造の状態、設備のグレードによって変わります。「この予算なら必ずここまでできる」とは言い切れないため、優先順位を決めたうえで、現地調査から検討するのが現実的です。
Q4: 使わなくなった2階は、そのままにしておいて大丈夫ですか?
A: 定期的な換気や点検など、最低限の管理は必要です。
閉め切ったままの2階は湿気がこもり、カビや建材の傷みにつながります。雨漏りのサインも発見が遅れやすいため、ときどき窓を開けて風を通し、天井や壁のシミを確認しておくと安心です。2階にトイレや洗面がある場合は、長く使わないことで排水トラップの水が乾き、においが上がってくる点にも注意が必要です。
Q5: 1階に寝室をつくるには、どんな方法がありますか?
A: 和室を寝室に変える方法がよく検討されます。
リビング横の和室や客間を寝室にすると、大きな間取り変更をせずに1階へ寝室を移せます。畳からフローリングへの変更、押し入れのクローゼット化、段差の解消、建具の見直しなどを組み合わせて、落ち着いて休める環境に整えるのがポイントです。
Q6: 1階だけのリフォームで補助金は使えますか?
A: 補助金の利用可否は、工事内容や申請条件次第です。
断熱改修・耐震改修・バリアフリー化などは、国や自治体の補助制度の対象になる可能性があります。申請時期や手続きは制度によって異なり、住宅省エネ2026キャンペーンでは登録された施工事業者が申請を行います。介護保険の住宅改修費は工事前の申請が必要なため、ケアマネジャーや自治体の窓口にも確認しながら進めましょう。
Q7: 1階だけリフォームと減築・建て替えは、どちらがいいですか?
A: 建物の状態と予算、2階を今後どう使うかで判断が分かれます。
建物の構造がしっかりしていて、1階にLDKと寝室を確保できるなら、1階だけのリフォームが費用面で現実的です。一方、2階や屋根の劣化が大きい、改修費用の総額が建て替えに近づく、といった場合は、減築や建て替えも含めた比較が必要です。両方を比較できる業者に相談するのがおすすめです。
1階だけのリフォームは、部屋をきれいにする工事ではなく、これからの暮らしを1階で完結させるための工事です。
2階を解体しなくても、LDK・寝室・水回り・収納・動線を整えることで、平屋のように暮らすことは十分可能です。同時に、1階の広さや構造、使わなくなった2階の管理まで含めて考えることが、後悔しない計画につながります。
どこまで手を入れるか迷っている段階でも、まずは今の暮らしで困っている場面と、建物の状態を整理することから始められます。現地調査をもとに判断材料を整理していきましょう。
