この記事では、キッチン収納リフォームの種類や製品、リフォームの費用相場や、後悔しないためのポイントを徹底的に解説します。
毎日使うキッチンだからこそ、使いにくい、収納が古いといった理由から新しくしたいとキッチンの収納リフォームを検討される方は多いです。
しかし、「リフォームは高そう」「どこから手をつけていいか分からない」と悩んでしまう方も少なくありません。
この記事では、部分的なリフォームから全体交換まで、自身のライフスタイルや予算に合った最適なリフォームを見つけられるよう、分かりやすくまとめました。
事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
オヒサマノイエは、女性の住宅収納プランナーが在籍しており、キッチン周りの収納に強みがあります。ぜひ一度お気軽にご相談ください!
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キッチン収納リフォームの3つの選択肢
こちらでは、キッチン収納リフォームの3つの選択肢
既存のスペースを活かす「部分リフォーム」
- 費用を抑えられる
- 工事期間が短い
- 手軽にキッチンの印象を変えられる
- 根本的な問題解決は難しい
- 全体との統一感がなくなる場合がある
- 長期的なコストがかさむ可能性がある
キッチン収納のリフォームを考えているけど、費用や工事期間が気になるなら、「部分リフォーム」がおすすめです。
部分リフォームは、劣化した部分や使いにくい部分だけをピンポイントで改善する方法です。
たとえば、引き出しのレールが壊れたり、扉の丁番が緩んだりした部分を交換するだけで、使い勝手がぐんと向上します。
また、扉や取っ手だけを新しいものに交換すれば、キッチンの印象を大きく変えられます。
さらに、収納の中身を見直すことで、より効率的な空間利用も可能です。
たとえば、シンク下のデッドスペースに後付けの引き出し式収納を設置したり、吊り戸棚に昇降式の収納を取り付けたりすることで、手の届きにくい場所も有効活用できます。
部分リフォームなら大掛かりな工事が不要なため、費用を抑えながら短期間でリフォームを完了できます。
システムキッチンを丸ごと交換する前に、まず部分的な改善から検討してみるのも良いでしょう。
収納を追加する「増設リフォーム」
- 収納力と家事効率を大幅にアップできる
- 費用と工事期間を抑えられる
- 理想のキッチンに近づける
- レイアウトの変更はできない
- スペースの制約がある
- 全体との統一感が失われることがある
増設リフォームは、既存のキッチンの周辺に新たな収納を付け足すことで、収納力を劇的に向上させる方法です。
例えば、コンロやシンクの背面にある壁に「背面収納」を設置するリフォームが代表的です。
カップボードや家電収納、ゴミ箱スペースなどをシステムキッチンと同じシリーズで揃えれば、統一感のあるすっきりとした空間が実現します。
また、キッチンの上部に「吊り戸棚」を設置したり、床下のデッドスペースに「床下収納」を設ける方法もあります。
最近では、昇降式の吊り戸棚も人気で、手が届きにくい上部の空間も有効活用が可能です。
増設リフォームのメリットは、キッチン全体が片付くことと、調理の動線がスムーズになり、家事効率が格段にアップすることです。
ただし、増設する収納の種類や配置によっては、通路が狭くなったり、圧迫感を感じる場合も。
事前に専門家と相談して、キッチンに合ったプランを検討することが重要です。オヒサマノイエでは、住宅収納プランナーが在籍しておりますので、ぜひご相談ください!
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キッチン全体を交換する「全面リフォーム」
- 理想のキッチン空間を実現できる
- 最新の設備と機能を取り入れられる
- 資産価値の向上に繋がる
- 費用と工事期間がかかる
- マンションでは制限がある場合も
全面リフォームは、今のキッチンに根本的な不満がある方や、理想のキッチン空間を追求したい方には、最も満足度の高い選択肢です。
キッチン全体の「全面リフォーム」は、システムキッチン本体から内装、レイアウトまで一新する大掛かりなリフォームです。
既存のキッチンを解体し、新しいシステムキッチンを搬入・設置するため、大規模な工事になりますが、その分、理想のキッチン空間を実現できます。
全面リフォームの一番のメリットは、レイアウトの変更ができること。
壁付けキッチンを対面式やアイランド型に変更したり、キッチンの位置そのものを移動させることで、家事動線を改善できます。
さらに、収納面でも引き出し式収納に変更したり、ゴミ箱やパントリーを組み込むことで、キッチン全体をすっきりと片付けられます。
壁や床の内装も同時に張り替えるため、キッチン空間全体のデザインを統一し、おしゃれな空間にすることも可能です。
キッチン収納リフォームの費用相場
こちらでは、キッチン収納リフォームの費用相場を解説します。
部分リフォーム:5万円〜30万円
部分リフォームは、扉や引き出しの表面を交換したり、壊れた部分を修理したりする方法であるため、メンテナンスの要素もあります。
各項目と費用については以下の通りです。
リフォーム内容 | 費用 |
---|---|
扉の交換 | 扉1枚あたり数千円〜数万円 |
引き出しの修理 | 数千円〜1万円台 |
吊り戸棚の設置 | ・昇降なしタイプ:6万〜14万円程度 ・昇降ありタイプ:25万〜40万円以上 |
床下収納の増設 | 10万〜20万円程度 |
吊り戸棚は、昇降機能がないシンプルなタイプなら6万〜14万円程度で設置できます。
手動昇降タイプや電動昇降タイプなど、機能が充実するほど費用は上がり、25万〜40万円以上かかることも。
中には、吊り戸棚を撤去するリフォームを行うこともあります。弊社では、「圧迫感のある吊戸棚を取っ払いたい」という要望からリフォームを行なった事例もありますので、以下を参考にしてみてください。
背面収納の設置:15万円〜50万円
キッチン背面にカップボードなどの収納を新設するリフォームは、大幅な収納力アップとデザインの統一感を実現できる人気の選択肢です。
どのような収納を選ぶかによって大きく変動しますが、その費用相場は以下の通りです。
一般的なもの | オーダーメイドのもの |
---|---|
10万〜20万円台 | 30万~50万円以上 |
システムキッチンと同じメーカーのカップボードは、10万〜20万円台のものが主流です。家電収納やゴミ箱スペースなど、機能性が高まるほど価格も上がります。
一方、オリジナルの収納を造作する場合は、30万~50万円以上と費用が高くなる傾向にあります。
取り付け工事は、5万〜10万円程度が相場です。
また、背面収納を増やすだけでなく、キッチンカウンターの下を有効活用してすっきりとさせる方法もあります。
キッチンカウンターの下を中心にリフォームを行なった事例については、以下も参考にしてみてください。
キッチン全体の交換:50万円〜200万円以上
キッチン全体をリフォームする場合、一般的な相場は50万円から150万円程度が中心価格帯です。
ただし、選ぶシステムキッチンのグレードや工事範囲によっては、さらに高額になることもあります。
シンプルな機能に絞ったベーシックなモデルは50万円以下からあります。
高機能な食洗機や換気扇など、機能や素材にこだわると100万円以上かかることも珍しくありません。
既存の壁付けキッチンから壁付けキッチンに交換するだけなら比較的費用は抑えられます。
一方で、対面式やアイランド型にレイアウトを変更する場合は、配管工事や内装工事が必要になるため、費用が大幅に上がります。
弊社では、オーダーメイドでオリジナルのキッチンにリフォームを行なったこともありますので、以下を参考にしてみてください。
キッチン全体をリフォームするならこれ!おすすめの収納メーカーと製品
キッチンリフォームの費用は、選ぶメーカーやシリーズ、工事内容によって大きく異なります。リフォームの際は、ご自身の予算とライフスタイルに合ったメーカーやグレードを選ぶことが大切です。
こちらでは、主要なメーカーの一般的な費用を、シリーズ別に紹介します。
記載している費用は、本体価格です。基本的な工事費用(既存キッチンの撤去・処分、新しいキッチンの設置、配管や電気工事など)は追加で20万円程度がかかります。
メーカー | 製品と費用の目安 | 特徴 |
---|---|---|
LIXIL | ・シエラS:65万〜84万円 ・リシェル:88万〜280万円 ・ノクト:93万〜153万円 ・ULキッチン:95万〜249万円 |
・使いやすさを追求した収納機能が魅力 ・リフォームで収納力を高めたい方におすすめ |
クリナップ | ・ラクエラ:48万〜150万円 ・ステディア:77万〜200万円 ・セントロ:103万〜250万円 |
・機能性と清掃性を両立した「ステンレスキャビネット」が魅力 ・カビやニオイ、サビに強く、安心して長く使える |
パナソニック | ・Sクラス:80万円〜 ・Vスタイル:86万〜 ・Lクラス:91万円〜 |
・先進技術を活かした「家事をラクにする」機能が魅力 ・毎日の調理や後片付けを効率化する工夫が随所に凝らされている |
TOTO | ・ミッテ:87万円〜 ・ザ・クラッソ:117万円〜 |
・水まわり製品での技術を活かした「清潔さ」と「使いやすさ」が最大の魅力 ・お手入れの手間を減らし、日々の家事をスムーズにする収納機能が充実 |
タカラスタンダード | ・リフィット:28万円〜 ・エーデル:37万円〜 ・トレーシア55万円〜 ・レミュー:76万円〜 |
・見た目だけでなく、清掃やメンテナンスの負担を大幅に軽減したい方に最適 ・ホーローの特性を活かした収納は、長く快適に使えるキッチンを実現 |
キッチンの機器に良いものを、とお考えの方はドイツを代表する高級ビルトインキッチン機器メーカーであるMiele(ミーレ)やAEG (アーエーゲー)もおすすめです。
キッチン収納にはあまり予算を割かず、機能性に集中するといったリフォームもできます。
キッチン収納リフォームで後悔しないための3つのポイント
こちらでは、キッチン収納リフォームで後悔しないためのポイントを3つ紹介します。
見た目だけでなく「動線」を意識する
キッチン収納のリフォームで失敗しないためには、単に収納量を増やすだけでなく、「動線」を意識することが重要です。
キッチンの動線とは、調理や後片付けを行う際の人の動きを表す線のことで、動線がスムーズであるほど、作業効率が上がり、毎日の家事が楽になります。
リフォームの際には、調理や後片付けの際に、無駄な動きや歩き回ることがないように収納計画を立てましょう。
- シンク周り:包丁やまな板、ザルやボウル、洗剤などをシンクのすぐ近くに収納
- コンロ周り:鍋やフライパン、油、調味料などをコンロから手が届く範囲に収納
- 冷蔵庫周り:食材のストックやラップ、保存容器などを冷蔵庫の近くに配置
このように、それぞれの作業スペースに必要なものを集約することで、作業中の移動距離を最小限に抑えられます。
もうひとつ重要なのが、収納物を出し入れする際の動作の数を減らすこと。
リフォームの際には、デザインや大容量の収納に目が行きがちです。しかし、使い勝手の良い動線を確保することが、最大のポイントです。
家族のライフスタイルと将来を考える
キッチン収納のリフォームは、現在の状況だけでなく、家族のライフスタイルと将来の変化を考慮することが非常に重要です。
まずは、現在の家族構成やライフスタイルを具体的に考えてみましょう。
毎日自炊するのか、週末だけまとめて作るのか、また、家族の人数によって、調理器具や調味料の量、さらには食器の種類や量も変わってきます。
夫婦で家事を分担する場合、それぞれの動線や収納物の配置を考慮すると、より使いやすいキッチンになります。
次に、今後数年間の家族の将来も検討してみてください。
- 小さいお子さんがいる場合:引き出しにチャイルドロックや、角の少ないデザインが重要
- 成長するお子さんがいる場合:自分で食器を片付けられるように、手の届きやすい場所に収納スペースを設ける
また、親と同居する、子供が独立する、など家族の人数が変わることも考えられます。
変化に合わせて、収納量を調整できるような、柔軟性の高い収納プランを立てると良いでしょう。
リフォーム前に徹底的な「断捨離」と「片付け」を
「収納が足りない」「収納を増やしたい」と考えがちですが、リフォームの前には「断捨離」と「片付け」を行ってください。
新しい収納を導入する前に、断捨離と片付けをすることで、現在の物の量を正確に把握でき、本当に必要な収納量やスペースを算出できます。
また、調理器具や食器、食材など、カテゴリーごとにどこに何をしまうかを具体的にイメージしてみましょう。
持っている物の量やサイズに合わせて、引き出しの深さや棚の高さ、奥行きなどを決められます。
物が少ない状態でリフォームプランを立てることで、無駄な収納スペースを増やさずに済み、費用も抑えられます。
本当に自分たちにとって使いやすいキッチン収納を実現するためにも、リフォーム前に一度断捨離と片付けを行なってみてください。
キッチン収納をリフォームするならオヒサマノイエへ!
キッチン収納のリフォームは、単に見た目を新しくするだけでなく、日々の家事の効率を大きく左右します。
後悔しないリフォームを実現するためには、動線や家族のライフスタイルと将来を考えるようにしてください。
キッチン収納リフォームをご検討中なら、ぜひ「オヒサマノイエ」にご相談ください。
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