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注文住宅の期間は平均何ヶ月?各工程の目安や短縮ポイント、遅延の原因も解説!

注文住宅の期間は平均何ヶ月?各工程の目安や短縮ポイント、遅延の原因も解説!

この記事では、注文住宅が完成するまでの期間と、スムーズに進めるためのポイントを徹底解説します。

注文住宅の期間について、「注文住宅を建てたいけど、完成までどれくらいかかるの?」「子どもの入学に間に合わせたいけど、今から間に合う?」といった不安を抱えている方も多いでしょう。

注文住宅は、情報収集から引き渡しまで平均1年〜1年半かかりますが、工程ごとの期間を理解し、事前準備をしっかり行えば短縮も可能です。

注文住宅の各工程にかかる期間の目安、期間を短縮するための5つのポイント、そして期間が延びてしまう原因と対策も紹介。

「いつまでに入居したい」という明確な目標がある方は、ぜひ参考にしてください。

代表取締役畑 賢一

監修者の紹介

畑 賢一 -Hata.Kenichi

2級建築施工管理技士・第二種電気工事士
サウナスパプロフェッショナルマネージャー

高校卒業後から防水工事・電気工事に携わり、37歳でオヒサマノイエ 株式会社藤田建設工業代表に就任。建築にはかれこれ30年以上携わっています。

注文住宅が建つまでの目安期間

こちらでは、気になる人が多い3つの期間について、具体的な目安を紹介します。

契約してから引き渡しまでの期間

工事請負契約を結んでから引き渡しまで、平均7〜12ヶ月かかります。

工程 期間
契約してから着工まで 2〜4ヶ月
着工してから完成まで 5〜8ヶ月
合計 7〜12ヶ月

契約後は、住宅ローンの本審査、建築確認申請(1〜2ヶ月)、必要に応じて地盤調査・地盤改良(1ヶ月)を行ってから着工になります。

着工から完成までの期間

着工してから完成までの期間は木造か鉄骨造、鉄筋コンクリート造かによって変わります。以下にそれぞれの工期の目安をまとめました。

構造 工期
木造 5〜7ヶ月
鉄骨造 6〜9ヶ月
鉄筋コンクリート(RC)造 8〜12ヶ月

木造住宅は軽量で加工しやすいため、工期が短く、コストも抑えられるのが特徴です。

最短で建てる場合の期間

最短で建てるための条件は、土地がすでにある、間取り・仕様が早く決まる、住宅ローンの事前審査を済ませている、繁忙期を避けて着工する、天候に恵まれるといった点です。

この条件が揃えば注文住宅であっても最短8ヶ月程度で入居ができます。内訳は以下の通りです。

工程 所要期間
情報収集・予算決め・住宅会社探し 1ヶ月
土地探し・敷地調査 0ヶ月
打ち合わせ・契約 1ヶ月
ローン審査 1週間
着工準備 1ヶ月
工事 4ヶ月
引き渡し・引っ越し 0.5ヶ月

打ち合わせ・契約は、希望が明確で標準仕様で進める場合に1〜2ヶ月で可能です。着工準備は住宅ローン審査、建築確認申請がスムーズに進んだ場合に最短で進みます。

工事では、木造住宅の場合で、天候が良い日が続き、職人が確保されている場合が最短の条件です。

【工程別】注文住宅が建つまでの期間が長引く原因

こちらでは、注文住宅が完成するまでの5つの工程と、それぞれにかかる期間の目安を解説します。また、長引く理由と短縮するためのコツも紹介します。

全体の流れを把握しておくことで、スケジュールを立てやすくなります。合計で1年〜1年半(12〜18ヶ月)が目安です。

以下の表に工程毎の目安の期間をまとめましたので参考にしてください。

工程 期間の目安 長引く原因
情報収集・予算を決める 2〜3ヶ月 ・家族の意見がまとまらない
・予算と希望が合わない
・情報収集に時間をかけすぎる
土地探し・住宅会社探し 3〜4ヶ月 ・希望に合う土地が見つからない
・住宅会社選びで迷って何社も見学してしまう
・土地と建物の予算バランスが取れない
打ち合わせ・ローン申請・契約 2〜3ヶ月 ・間取りがなかなか決まらない
・設備選びで迷う
・住宅ローンの審査が通らず再審査を行う
・予算オーバーで何度も見直しが必要になる
着工・工事 5〜7ヶ月 ・天候不良で工事が中断する
・繁忙期の職人不足で工期が延びる
・契約後にプラン変更をする
・資材入荷遅れ
引き渡し・各種手続き・引っ越し 1ヶ月

情報収集・予算を決める(2〜3ヶ月程度)

住宅展示場や見学会に参加して実際の家を見ながら、理想の住まいのイメージを固めていきます。

同時に、年収や貯蓄額、住宅ローンの借入可能額を計算して現実的な予算を決定します。

この期間が長引く原因として、以下の点が挙げられます。

◼︎長引く原因
  • 家族それぞれの希望が異なり意見がまとまらない
  • 予算と理想の間取りや設備の希望が合わない
  • 情報が多すぎて何がいいのかわからなくなる

「吹き抜けのある広いリビング、無垢材の床、最新設備」といった希望を持っていても、実際に見積もりを取ると予算をはるかに超えてしまうことも。

そうなると、何度も希望を見直し、優先順位を決め直す作業に時間を要します。

さらに、住宅展示場を何軒も回り、情報を集めるうちに、「もっといい家があるかも」と決断を先延ばしにしてしまいがちなのもよくあります。

情報が多すぎて、かえって決められなくなるのです。

土地探し・住宅会社探し(3〜4ヶ月程度)

土地探しと住宅会社探しは、並行して進めるのが効率的です。不動産会社や住宅会社に相談しながら、希望エリアの土地を探します。

この期間で長引くのは、希望に合う土地が見つからない、住宅会社選びで迷って何社も見学してしまう、土地と建物の予算バランスが取れないといったケースが多いです。

特に土地探しで希望に合う土地が見つからないというケースがよくあります。

旗竿地(はたざおち)という以下のような土地を避ける方が多くいらっしゃいます。旗竿地を選択肢から外すといい土地になかなか巡り合いません。

旗竿地

旗竿地でもデメリットを抑えた家づくりがオヒサマノイエは得意ですので、土地探しに不安がある方はぜひ弊社にご相談ください。

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打ち合わせ・ローンの申請・契約(2〜3ヶ月程度)

打ち合わせは、通常は3〜5回の回数を重ねながら、間取りプランや、外壁、屋根、内装、キッチンやお風呂などの設備も選びます。

並行して、住宅ローンの本審査を金融機関に申し込み、審査が通れば最終見積もりを確認して工事請負契約を結べば、次に移ります。

期間が長引く原因として、以下の点が挙げられます。

◼︎長引く原因
  • 間取りがなかなか決まらず打ち合わせ回数が増える
  • ショールーム見学に時間がかかって設備選びで迷う
  • 住宅ローンの審査が通らず再審査が必要になる
  • 予算オーバーで何度も見直しが必要

打ち合わせで一から全て決めるとなると迷われたり、なかなか決まらなかったりする方が多いです。

オヒサマノイエでは、38プランの間取りから選べる規格住宅をご用意していますので、この間取りプランをベースを決めるのもおすすめします。

着工、工事(5〜7ヶ月程度)

家の建築には、大きく分けて以下の工程で進められ、木造ならおおよそ5〜7ヶ月かけて家が建ちます。

工程 所要期間
地盤改良と基礎工事 1〜2ヶ月
柱・梁の組み立て(上棟) 1〜2日
屋根材と外壁材の取り付け 1〜2ヶ月
内装工事 2〜3ヶ月
設備工事 1ヶ月
外構工事 1ヶ月
最後に施主検査と役所の完了検査 1週間

内装工事は、断熱材や石膏ボード、床材、壁紙の施工、内装工事はキッチンやお風呂、トイレ、照明などの設備を設置する工事です。

外構工事は、駐車場や玄関アプローチ、庭の整備を行います。期間が長引く原因には、以下の状況があります。

◼︎長引く原因
  • 雨や台風、大雪などの天候不良で工事が中断する
  • 繁忙期の職人不足で工期が延びる
  • 契約後のプラン変更で追加工事が発生する
  • 特殊な建材を注文した場合の資材入荷遅れ

注文住宅が建つまでの期間を短縮するための4つのポイント

こちらでは、注文住宅の期間を短縮するための4つのポイントを紹介します。「子どもの入学までに入居したい」「転勤前に家を建てたい」という方は、ぜひ実践してください。

1. 事前に希望条件を家族で整理しておく

打ち合わせ前に家族で希望を整理すれば、打ち合わせ回数を減らせます。

LDKの広さや部屋数、収納の種類といった間取りの希望を具体的にしておきましょう。「絶対に譲れないこと」と「妥協できること」の優先順位を決めておくと、打ち合わせで迷いません。

本体価格、付帯工事費、諸費用を含めた予算の上限も明確にしておいてください。

PinterestやInstagram、住宅雑誌などで好きな雰囲気の写真を集めておくと、デザインのイメージを伝えやすくなります。

キッチン、お風呂、トイレのショールーム見学を済ませて、希望を決めておくとスムーズです。

「絶対に欲しい設備」と「あれば嬉しい設備」を分けて優先順位を決めておくことも重要です。

打ち合わせが5回から3回に短縮でき、1ヶ月の時間短縮になります。

2. 土地探しと住宅会社選びは期限を決めておく

土地探しと住宅会社選びで時間がかかる最大の原因は、「もっといい土地があるかも」「もっといい会社があるかも」と完璧を求めてしまうことです。

期限を決めずに探し続けると、半年、1年と時間だけが過ぎてしまうため、最初に期限を設定することが重要です。

土地選びも住宅会社選びも「2〜3ヶ月で4〜5箇所を見て、その中から選ぶ」というように期限と目標を設定します。

また、土地は条件に100%合う土地はほぼ存在しないため、80点の土地が見つかれば決断する覚悟が必要です。

期限があることで「この期間内に決める」という意識が働き、決断力が高まります。

どうしても期限内に決められない場合は、優先順位を見直してください。

「絶対に譲れない条件」を3つまでに絞り、それ以外は妥協するという割り切りが、期間短縮の鍵になります。

土地探しと住宅会社選びを同時に進めることで、3〜6ヶ月の短縮が可能です。

3. 住宅ローンの事前審査を早めに済ませる

事前審査なしで土地探しや間取り検討を進めると、契約直前に「借入額が足りない」と分かって計画を大幅に見直すケースがあります。

住宅ローンの事前審査を早めに済ませておけば、借入可能額が明確になるため、現実的な予算が把握できるのがメリットです。

また、本審査は1〜2週間で完了するため、審査待ちで工期が延びるリスクを回避できます。

さらに、契約後すぐに建築確認申請や地盤調査に進められるため、工期全体を1〜2ヶ月短縮できるのもメリットです。

事前審査なしでいきなり本審査を受けると、審査に時間がかかりますし、最悪の場合は否決されてしまえば再審査が必要です。

そうなると、1〜2ヶ月のロスが発生しますし、契約してから本審査を受けると、審査結果を待つ間は着工できません。

4. 繁忙期(春・秋)を避けて着工する

繁忙期を避けて着工すれば、職人確保がスムーズで工期短縮になります。

時期 繁忙期/閑散期
3〜5月(春) 繁忙期
6〜8月(夏) 閑散期
9〜11月(秋) 繁忙期
12〜2月(冬) 閑散期

春は入学・転勤シーズンで需要が高いです。また、秋は気候が良く、工事に最適のため、工事を設定することが多く繁忙期になる傾向にあります。

一方で夏は暑さ、冬は寒さで工事は大変であるため、比較的職人の確保がしやすい時期です。夏や冬に着工すると1ヶ月の時間短縮がしやすいです。

「間に合うかな…」と不安な方はオヒサマノイエへご相談ください!

注文住宅の期間は、事前準備と計画次第で大きく変わります。

期間延長の最大の原因は、間取り・仕様が決まらないことです。事前準備をしっかり行ってから、打ち合わせに臨むようにしてください。

また、「途中でプラン変更」「住宅ローンの審査が通らない」といった理由で、期間が1〜3ヶ月延びてしまうケースも少なくありません。

「いつまでに入居したい」という明確な目標がある方は、早めの相談が大切です。

オヒサマノイエではスムーズに進めるためにも38プランの間取りから選べる規格住宅をご用意しています。注文住宅がいいけれど、時間が限られているという方でも設計を進めやすいです。

また、必要に応じてオンラインでの打ち合わせも対応していますし、土地探しから施工までワンストップで窓口がひとつの点もスムーズに進められるポイントです。

注文住宅を希望するけれど、期間を短くしたいという方は、まずは無料相談会でスケジュールを一緒に立てましょう。

以下のLINEやメール、電話からお気軽にお問い合わせください。

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注文住宅の期間に関するよくある質問(FAQ)

こちらでは、注文住宅の期間に関するよくある質問に回答します。

Q1:注文住宅は契約から何ヶ月で入居できますか?

A. 契約から引き渡しまで、平均12〜18ヶ月です。

契約から着工まで2〜4ヶ月(住宅ローン審査、建築確認申請)、着工から完成まで5〜8ヶ月(基礎工事、建て方、内装工事)かかります。

スムーズに進めば、最短8ヶ月で入居可能です。

Q2:大手ハウスメーカーと工務店で期間は違いますか?

A. 大手ハウスメーカーの方が工期は短い傾向にありますが、工務店でも計画次第で短縮可能です。

業者タイプ 工期 特徴
大手ハウスメーカー 4〜6ヶ月 工場でパーツを生産し、現場で組み立てるため早い
工務店 5〜8ヶ月 現場で加工するため時間がかかるが、柔軟な対応が可能
設計事務所 6〜12ヶ月 設計に時間をかけるため、工期は長め

オヒサマノイエは地域密着の工務店として、標準仕様で5〜6ヶ月の工期を実現しています。

Q3:住宅ローンの審査が通らないと着工できませんか?

A. 住宅ローンの本審査が通らないと、着工できません

住宅ローンの審査は、まず事前審査(1週間〜2週間)で借入可能額を確認し、次に本審査(2週間〜1ヶ月)で正式な申し込みを行います。

審査が通ったら金銭消費貸借契約を結び、着工後の引き渡し時に融資が実行されます。事前審査を早めに済ませればスムーズです。

Q4:途中でプラン変更すると、どれくらい期間が延びますか?

A. 1〜2ヶ月程度延びる可能性があります。

間取り変更の場合、図面の修正と建築確認申請のやり直しが必要で1〜2ヶ月延長します。

設備変更の場合、仕様書の修正と発注先の変更で2週間〜1ヶ月延長します。

外壁・屋根変更の場合、資材の再発注で1〜2週間延長します。契約前にしっかり検討し、契約後の変更は極力避けましょう。

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